おえおう城と聞いてほとんどの人が「何それ?」、と思う方が多いでしょう。
かく言う僕も最初聞いた時はそうでした。
しかし調べていくと、プロ野球選手のスキャンダル事件が元でこの言葉が一部の週刊誌で取り上げられ、その後ネットに拡散された経緯であることがわかりました。
今回はそのおえおう城とはなんぞや?と言うとこから詳しく解説していきます。
おえおう城とはなんjでなんと言われている?
まず初めになんjというサイトをご存知でしょうか?
これは通称「なんでも実況」を略したもので、内容はプロスポーツの話題を主にスポーツファンなどがネタを上げてそこからファンの間で盛り上がって書き込みなどをしていくサイトになります。
主に日本の国技であるプロ野球の話題には事欠かず、試合でのプレーやその他球団や選手の記録、
果ては選手のプライベート事情まで余すことなく、リアルタイムで紹介されており、下手したらスポーツ新聞やテレビよりこっちを見た方が早いぐらい情報が常に溢れています。
そんなサイトでこの「おえおう城」と言う単語は
現読売巨人軍に所属しており、主将も務めている坂本勇人選手が事の発端の張本人であることが、
文春砲という言葉でお馴染みの週刊文集にてスキャンダルがすっぱ抜かれました。
内容は坂本選手と2年前に知り合ったという一般女性を妊娠させ、中絶させたという内容で、ラインのやり取りなども公表され、話題となりました。
そのやり取りで坂本選手は女性に対して、「おえおう」させたいとメッセージに書き込んでおり、そこから「おえおう」、というワードがなんjからは坂本選手が作った俗語であるという見解が強まりました。
坂本選手は巨人の生え抜きで2020年に2000本安打を達成しており、まさに球団の顔と言っても過言ではない存在でもありますから、今回のスキャンダルは野球ファンに限らず、驚いた方も多かったのではないでしょうか?
おえおう城の大城とは?
おえおう城という単語の「城」、の部分は「なになにしろ」、のしろをを意味するもので、これもなんjの中で生まれた俗語であるところが強いです。
この影響で同じ巨人軍所属の大城卓三選手が風評被害に遭われていることがわかりました。
といっても今回の坂本選手のスキャンダルと大城選手は全く関係ないのですが、大城の「城」という字なだけで。同じ球団の同僚だからという安易な考えと思いつきで、なんjで取り上げられてしまったという、本人からしたらたまったものではないでしょうし、完全に流れ弾を喰らった格好になってしまったという感じです。
巨人軍という12球団でも球界に非常に影響力のある球団なだけに、今回のスキャンダルもそうですが、一人一人の選手に幅広く、良くも悪くも当たってしまうという現象はおそらく球界の盟主と言われる球団の宿命という、良い言い方をすればそうなのでしょうが、それが逆の意味で今回は公に出てしまったと言わざるおえないところですね。
おえおうはなんjでどのくらい話題?
このおえおう事件は2022年の9月ごろに報じられ、
まだシーズン中とのこともあり、なんjのみならず各所で話題になりました。
ファンからしたらショックな話題でもあるでしょうし、実際に応援席でヤジった方も多かったのではないかと安易に想像がつきます。
またなんjでは、YouTubeにアップされている坂本選手の応援歌を、今回のおえおうをもじった替え歌動画をアップしていたり、週刊誌のスキャンダル写真や、その女性とのラインのやり取り、はたまた球団幹部のラインのやり取りの画像など、かなりの情報量が掲載されているあたりから見て、なんjサイトの発信力と情報収集能力はその辺のマスコミを凌駕しているところが見受けられます。
実際こちらのサイトを見た方がテレビや週刊誌見るより早い気がしますしね。
「おえおうしたい」や「おえおうさせたい」はどういう意味?
今回、話題になったこの言葉の意味に関しては、憶測でしかわからない部分でもありますが、まずこの「おえおう」、は坂本選手がラインを送る時に打ち間違えてたまたまこの言葉が公になり、有名になってしまったというのがある可能性が非常に高いと言えます。
「おえおう」、はつまり「おえおえ」という、
吐き気を催してえずく擬音をもじってそういう表現で坂本選手は打ち込んだ可能性が高く、その際打ち間違えで「おえおえ」のところを「おえおう」、で送信したという見解がなんjではなされています。
つまり男性器を女性の口に突っ込む行為を坂本選手は「おえおえ」、と表現したのでしょう。
たしかに想像してみたらいきなりあんなもの口に突っ込まれたら、えずいて「オェ」、となるなぁと調べていて僕もそう思いました。
「おえおうさせたい」、はようは口に入れてさせたいという意味で間違いないでしょう。
なんjではこの表現をある意味で2022年の流行語大賞だ!、と評価されています。
これで一躍坂本選手はプロ野球選手としてでなく、エロの名言を作ったと言っても過言ではないのでしょうか?
まぁあまり褒められたものでないでしょうが。
「おえ おう ます」とは?どういう意味?
一連のスキャンダルで話題になってる「おえおう」ですが、部分的に解釈すると、「おえ」は吐き気を催す時の擬音になるという事、「おう」、は前述でも書きましたが、本当は「おえ」、と書きたかったところを変換ミスで「おう」と書いて送信したというのが大方の予想であり、これに関しては送信した本人にしかわからないので、曖昧ではありますが、あくまでもなんjでの予想なのでなんとも言えないところではあるかと思います。
また坂本選手はこれ以外にも、「けつあな」、という言葉もラインで女性に送っています。
この「けつあな」、とは女性のけつの穴で性行為したいという意味で、これは「おえおう」よりも直球な言葉なだけに、誰もが想像できたと思います。
「おえおう」と村上選手の関連性は?
東京ヤクルトスワローズに所属し、2022年に王貞治を超える、日本人では初のシーズン56本塁打を記録した、村上宗隆選手ですが、9月に55本を記録してあと一本というところで、なかなか打てない日々が続きました。
もちろん大記録によるプレッシャーもあったと思いますが、その最中、ソフトバンク球団会長である王会長から村上にエールのメッセージをコメントしてくれました。
またその時期に、坂本選手のスキャンダルが報じられており、村上選手の話題よりもむしろ、野球とは関係のない、球場外での事件に逆に関心が「おえおう」に移ってしまった感が否めなくもありません。
それが功を奏したかどうかはわかりませんが、村上選手は逆にプレッシャーが緩和して、無事56号ホームランを打てたのではないか?、というなんとも皮肉な解釈がネットで囁かれました。
遠回しに坂本選手が自分のスキャンダルによって、村上選手の関心を間接的に逸らしたという見方という、当人も知らないところである意味貢献していた、みたいな具合とでも言いましょうか。
この件に関して村上選手にエールを送った王会長ですが、マスコミからは「追え、王」、という見出しを使った各種スポーツ新聞などもあり、奇跡的に「おえおう」ならぬ、「追え、王」、という絶妙なシャレが完成しました。
記録に関しては、坂本選手は全然関係ありませんが、自身のスキャンダルで矛先を変えた形になりました。
おえおうは隠語?
「おえおう」は坂本選手の打ち損じのラインメッセージが公になって知れ渡ることになりましたが、これを隠語という括りになるかどうかは正直なところ、明確には断言できないところがあります。
その界隈で使われている隠語はあるでしょうが、この「おえおう」をどの界隈での隠語なのかはなんとも言えない部分がありますし、正直なところ隠語扱いにはならないような気はします。
ただ坂本選手を指すという意味では、この言葉が出る可能性は十分にあり得ると思います。
何年経とうとも、有名人のゴシップネタはどうしてもネット界隈では情報は残ってしまうものですので、噂になるようなことは、時間が過ぎれば消えますが、情報自体は消えないので、また坂本選手のスキャンダルが出れば、またこの言葉が出てしまう恐れはあるでしょう。
よって今のところ、隠語になるかならないかは
坂本選手のこれからの行動次第になるでしょう。
まとめ
今回の「おえおう」騒動で、ある意味有名になってしまった坂本選手ですが、この事案を調べていてふと思ったのは、なんだかんだ言ってもプロ野球選手はモテるという事。
周りの結婚しているプロ野球選手の奥さんを見たら、ほぼ全員美人揃いですし、中にはタレントやモデルの方などと結婚している人も珍しくありません。
一流選手になれば、一億、2億など金額も成績に応じて右肩上がりですし、今回の坂本選手の年俸は推定6億という破格の数字です。
一般のサラリーマンでは一生かかっても手に入れられない金額でしょうし、僕も金額のデカさにあまりピンとこないところがあります。
しかしそれに加えて羨ましいという気持ちもありますが、その反面、球場外での行動などで本人の素行が問題だと、やはり応援していたファンの人たちを失望させたり、今まで応援してくれていたファンの人たちは応援を辞める人も出てくる恐れもあるでしょうから、坂本選手の今後の行動に注目してみたいと思います。
プロ野球選手の寿命自体も決して長くはなく、現役でいられるのは平均で8年ほど、その中でも2000本安打を達成できる選手は相当に限られてきますし、まず長く現役を続けること自体、すごいことでもある一方で、ケガなどに泣かされて思うような成績が出せず、戦力外通告になったりなど、
年末に12球団トライアウトを特集する番組が毎年放送されており、プロ野球選手として生活していく難しさも一般では知らない人はいないでしょう。
その点を考えれば、坂本選手は記録や人気もそうですが総合して一流のプロ野球選手と言えるでしょう。
ただこのスキャンダルに関して明るみになってしまった坂本選手の性癖はなんとも生々しいラインのやり取りからも想像するに、かなりのSな性格だということに加えて、なかなかの球団から何かしらの忠告や処分があったという情報は公式では何もありませんし、もしかしたら非公式で我々の知らないところでお叱りがあったか?、原監督なりからの雷が本人に落ちたかは定かではありませんが、周りの同僚選手からの不信感などは否めないところではあると個人的には解釈していますし、特に大城選手の心境はにわかにも想像し難いものがありますね。
原監督も2012年に、暴力団から選手時代の女性関係に関して金銭を強請られているという報道もあり、シーズン中でありながら、そのスキャンダルで一時期チームの統率が危惧されていた時期もありますし、今回の件でチームの内部崩壊という最悪の状態になってしまったら最悪でしょう。
実際2012年はそんなスキャンダルもあり、成績も下降気味だった巨人ですが、最終的には圧倒的な数字でペナントレースを制覇し、日本一にも輝きました。
2022年のシーズンでいうと巨人は実に2006年以来の4位という成績で終わり、この一件が影響したかどうかは知りませんが、不甲斐ない成績に終わったのは確かですし、やはりチームプレーが肝になってくるスポーツなだけに、士気の低下も否定できない部分があったのではないでしょうか?
主将でもある坂本選手も責任を感じていると思いますし、今後の巨人の世代交代の面でも、2022年の暮れには主将を卒業して、岡本和真選手が来シーズンから主将を務める報道がなされましたが、卒業という名のクビだったんじゃないか?という見方もできますし、これに関しては原監督や球団首脳陣、そして坂本選手も踏まえて話し合われた結果でしょうから、あくまで憶測に過ぎないことですし、紆余曲折を経て巨人の主将になった岡本和真選手も内心は複雑な心境なのでは?と疑いたくもなります。
そんな感じで2022年の巨人はある選手のお家騒動というか素行騒動のようなものでチームに不協和音をもたらしたと思いますが、今年の2023年シーズンはどのような展開になるのか?、僕もプロ野球は大好きですので、今回の坂本選手所属の巨人軍にも注目していきつつ、熱い展開を期待したいものですね!