「東京タワーとスカイツリーの高さは、どのぐらい違うのかな？」と素朴な疑問を思ったことはありませんか。
「そういえば、知らなかった！」と思う方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、
・東京タワーの高さはスカイツリーとどのくらい違う？
・東京タワーの高さの由来は？込められた思いは？
・東京タワーの高さはランキングだと何位？日本国内の順位は？
・東京タワーができた年は？いつ？
・東京タワーはライトアップするとどうなる？いつ行われる？
・東京タワーの高さは332.6m？本当の高さは？
・エッフェル塔と東京タワーの高さはどのぐらい違う？
・東京タワーの歴史は？
について解説していきます。
東京で静かに都民の生活を見守ってきた東京タワーについて知って少しでも興味を持っていただけたらと思います。
東京タワーの高さはスカイツリーとどのぐらい違う？
新旧タワーといっても過言ではない東京タワーとスカイツリー。
そんな2つのタワーの高さが、どのくらい違うかご存じですか。
「スカイツリーの方が高いのは分かるけどどのぐらい違うのかは分からない！」
という方が多いと思います。
あまり高さを比べることはありませんもんね。
実は、この2つのタワーの高さの違いは2倍もあるんです！
なぜなら、これまで東京タワーが担っていた東京中に電波を届けるという業務をスカイツリーがバトンタッチする必要があったからです。
「東京タワーでは、出来ないの？」という声も聞こえてきそうですが、時代の移り変わりと共に東京に高層ビルが増え東京タワーの高さでは、実は電波が届きにくくなってしまっていたのです。
東京タワーが建った当初は、今では考えられないのですがアスファルトの道路ではない場所も多く、高層ビルもまだなかったんですよ。
そのような理由からスカイツリーの高さが東京タワーの高さに比べて2倍も高くなっているようです。
しかしどちらもその時代を象徴するタワーに変わりはないのではないでしょうか。
東京タワーの高さの由来は？込められた思いは？
東京タワーの高さには由来や込められた思いがあるのをご存じでしょうか。
実は、本来であれば308mあれば電波塔としての役割を問題なく果たすことが可能だったのですが当時、世界一の高さだったフランスのエッフェル塔を越えるものを作ろうと東京タワーの創業者の強い思いから333mになったと言われています。
また、東京タワーを建てるときの最初の計画では、今よりさらに高い380mの高さにしようとしていたんですよ。
しかし、建築資材の不足や資金難に襲われ、さらに、380mの高さになると風の影響でアンテナが揺れてしまうことも判明。
そのため、TVの画像が乱れてしまうことに繋がりかねないことも分かったので、今の333mになったと言われています。TVの画像が乱れてしまっては、電波塔としての意味がなくなってしまいますもんね。
設計までその高さでおこなわれていたのでも資金や資材が足りて風邪の影響も関係なかったら、もしかしたら今とは、全く違う姿を見ることができたかもしれませんね。
それは、それでちょっと見てみたい気分も湧いてくるのではないでしょうか。
東京タワーの高さはランキングだと何位？日本国内の順位は？
日本には、東京タワーやスカイツリー、通天閣、名古屋テレビ塔など小さなものも数えると50近く存在し多くのタワーが観光地として地元のランドマークとしても愛されていますよね。
そんな中で、東京タワーの高さのランキングが何位かご存じでしょうか。
実は、スカイツリーに次いで日本国内第2位の高さを誇っています。
「昭和に建てたと聞いていたのでもっと順位は低いと思った！」という方もいらっしゃるでしょう。
東京タワーはスカイツリーなどの最近建てられたタワーに比べて、どっしりとした作りなので高さを感じにくいのもあるかもしれませんが、近くで見ると迫力のある高さですよ。
ちなみに東京タワーは、タワー6兄弟の5男です。
タワー6兄弟とは、日本の内藤さんによって設計された名古屋タワー(長男)、通天閣(次男)、別府タワー(三男)、さっぽろテレビ塔(四男)、東京タワー(五男)、博多ポートタワー(六男)を兄弟に見立てた言葉です。
日本全国に兄弟がいるので「俄然、興味が出てきた！」という方は、まわってみるのはいかがでしょうか。
このとき、全日本タワー協会のスタンプ手帳を手に入れてそれを、各タワーで提示するとオリジナルスタンプを推してくれます。
また、タワーによっては、記念品も貰えますよ。
東京タワーができた年は？いつ？
東京タワーのできた年を知っている方は、半世紀以上前なので正確な年を答えることができる人は少ないかもしれません。
ただ最近のクイズ番組では昭和を特集したものも多いのでご存じの方もなかにはいらっしゃるかもしれませんね。
結論からいえば、東京タワーができた年は1958年(昭和33年)12月23日です。
人間でいえば、今年64歳の年齢を迎える私達にとって大先輩！
また、東京タワーができた年にはまだ特別展望台は存在せず、昭和42年からお客さんが入れるようになりました。
また、当時はいまでは考えられないのですが家庭で使用するものが電気で動くものへと変化した頃。三種の神器として「ＴＶ・冷蔵庫・洗濯機」はまだまだ一般家庭では、憧れの存在でした。
例えば、寒い日でもエアコンはないので火鉢で暖を取る家庭もまだ多くあったようですよ。
そして、現在の上皇様のご成婚が発表された年でもあり「パレードをみたい！」とＴＶを購入する家庭が飛躍的に増え東京タワーは電波塔としての役割を大きく担うことに繋がっていきました。
そんな時代の過渡期にできた東京タワーは、長きに渡り静かに私達の生活を守ってくれています。
東京タワーはライトアップするとどうなる？いつ行われる？
「東京タワーがライトアップされるとどうなるのか。」また「いつ行われるのか。」気になる方もいらっしゃるでしょう。
実は、ライトアップは最初から行われていたものではないようです。
今現在のようにライトアップされるようになったのは、1989年(昭和64年)の元旦からになります。
そして、最近では季節ごとにライトアップの種類が変わるので何度行っても飽きることがないでしょう。
通常行われるライトアップは、1989年の元旦の日没から深夜0時まで180個の電球がタワーを美しく彩っています。
しかも、夏は寒色系、冬は暖色系、春秋はオレンジ系とライトの色を使い分けているので、ふと見た東京タワーで季節を感じることができるのも嬉しいですね。
ちなみにあまり知られていないのですが、23時までの毎時丁度の時間になると約20秒間だけ250m展望台と150m展望台の白くキラキラと輝くので、たまたま通りかかったときなど、お時間があるときに見上げてみるのもおすすめです。
また週末の金曜日と土曜日は、17階の層に取り付けられた270台近いLEDライトがいろいろなパターンの光を発するので、普段と違う東京タワーが見れますよ。
そして、東京のランドマーク的存在の東京タワーだからこそ、期間限定のコラボを行うこともあります。
例えば乳がん早期キャンペーンとのコラボとの際は、乳がん撲滅のイメージカラーであるピンク色にタワーがなったことも。
ライトアップの詳しい日時は、公式HPを参考にされるのをおすすめします。
ライトアップ | 東京タワー TokyoTower
東京タワーの高さは332.6ｍ？本当の高さは？
「東京タワーの本当の高さは、332.6m」と聞いて「えっ？333mじゃないの？」と思った方はいらっしゃるかもしれません。確かに、パンフレットにも「高さ333m」と書いていた記憶がある方もいますよね。
しかし、実は332.6mなんです。
「一体。どういうこと？」と思われたかたも多いかとおもいます。話してしまえば凄く簡単なことなのですが、332.6mを四捨五入して333mになっているんです。
なので、どちらも決して間違いではありません。また、東京タワーにお問合せをしたところ公式には「333m」という答えをいただきました。
ちなみに、東日本大震災の影響であの日、東京タワーの先端のアンテナ部分が東向きに曲がってしまうアクシデントがありました。
１年後にそのアンテナを交換する際に、本来よりも18mも低い315mの姿になったことがあります。
東京タワーの開業以来初の出来事だったので、当時はニュースでも大きく取り上げられていました。
もちろん、いまでは本来の姿に戻り東京を毎日見守ってくれています。
エッフェル塔と東京タワーの高さはどのぐらい違う？
「エッフェル塔と東京タワーの高さはどのぐらい違うのか？」と問われるとスカイツリーのように実際に両方を見て比べることが物理上なかなか出来ないので予想が出来ない方が多いのではないでしょうか。
わかります、その気持ち。東京タワーと海外のタワーを比べる機会はありませんもんね。
結論から言うと実は、東京タワーの方が少しだけ高いタワーになります。
どのくらいかというと、東京タワーが３３３ｍ(332.6ｍ)に対してエッフェル塔は。、324ｍです。
実は、これには理由があるのをご存じでしょうか。
東京タワーの創業者の
「どうせ作るならエッフェル塔の高さをしのぐものを。技術が進んだ現代なら成し遂げることができる！」
との思いからだったようです。
確かに東京タワーが完成したときには「エッフェル塔より高いタワーができた！」と話題になったようです。
しかし、東京タワーもエッフェル塔もその都市にはなくてはならないランドマーク的存在として地元の人々に愛されています。
それはそれだけ存在感があるということに違いありません。
もはや高さの違いはあまり気にならないのではないでしょうか。
ただ、高さの違いを知っておくことと知識として知っておくことは東京タワーの歴史を知る上でも大切になるでしょう。
東京タワーの歴史は？
東京タワーの存在を日本人ならだれでも知っていますが、東京タワーの歴史を語れる方は少ないのではないでしょうか。
そこでここでは、東京タワーの歴史について説明していきましょう。
東京タワーを建てるきっかけとなったのが民放のTV局が増えたことと、家庭にTVが普及し始めたことです。
「それがなんの関係が？」
と思う方もいるかもしれません。
実は、それまでは各局が独自のアンテナを使って放送を発信していました。
そんなときに東京タワーの創設者が
「だったら、全部の電波をまかなえる電波塔をたてるのがいいのでは？」
と思ったのが元で、建設がスタートしました。
当時高層ビルもない時代だったので
「高いタワーを建てると地震が多いのに倒れない？」
と不安視する声ももちろんありましたが東京タワーが建っている周りは、東京の中でも強い地盤だったので不安視する声もなくなっていきました。
そして1958年に6つのＴＶ局の電波を網羅する総合電波塔である東京タワーが完成したのです。
ちなみに、東京タワーの一部は朝鮮戦争で使用されたアメリカ軍の戦車が使用されているそうですよ。
日本が鉄不足に悩んでいたのとアメリカ軍が戦争が休戦になり不要になった戦車の処理に困っていたというお互いの悩みを東京タワーは解消してくれました。
そのように様々な角度から東京タワーの歴史を知ってから行ってみるとより東京タワーを楽しめるのではないでしょうか。
まとめ
東京タワーの高さはスカイツリーとどのぐらい違う？や東京タワーの高さの由来等について解説してきました。
開業60年を越えてもなお「東京に来たら東京タワーに行こう！」と思う人が多い魅力溢れるタワーであることがお分かりいただけたでしょうか。
この記事がきっかけとなって「今度の出張のときにのぞいてみよう！」「旅行のときにプランにいれようかな。」と考えていただけたらと思います。
