私は「明日どうしても休みたい！」と思うことがあります。
明日は嫌なことがあると分かっている時や、人間関係に悩んでいるという時です。
特に嫌な理由がなくても、「なんとなく体がだるくて家で休みたいな」と思うことも。特に月曜日や長期連休明けは、休日の最終日になると休むための理由を探してしまいます。
休むための理由は、「熱が出た」と伝えると納得してもらえますよね。でも、嘘をつくと休めたとしても後ろめたい気持ちになりませんか？
いっそのこと、本当に熱を出して堂々と休みたいですよね。
そこで、明日休むために前日から熱を出す方法と、実際に効果があるのかを調べました。
前日に熱を出す方法は？
「明日休みたい！」と思った時に、前日から熱を出す方法として有名な5つの方法を紹介します。
体を冷やす
定番中の定番ですが、体を冷やす方法です。
人間は恒温動物ですよね。体温が奪われると生命の危機なので、体の中から温めようとする防衛本能が働きます。
そのため、体が熱くなり熱が出てしまいます。
雨に濡れたり寝ている間に体が冷えると、ちょっと熱っぽいなと感じますよね。
体を冷やすには、冷たいシャワーを浴びて風に当たる、冷たい水をたくさん飲む、寝ているときに布団をかけないなどがあります。
首を振る
首を上下左右に激しく振って熱を出す方法です。
頭に血が登って熱が出るのではなく、体を動かすことによって体温が上がるため熱が出るようです。
体育の授業後やジョギングなどの運動をすると、体が熱くなって汗ばんできますよね。
首を振るより運動をした方が、確実に体温を上げることができそうですね。
腕立て伏せや腹筋運動なら道具なしで室内でもできるのでおすすめです。
全力で動いたあとにすぐ体温を計りましょう。
徹夜する
徹夜すると翌朝頭がぼーっとして熱っぽく感じることがありませんか？
勉強や仕事のために徹夜をすると、「知恵熱が出る」と言いますよね。それが熱っぽさを感じる原因かもしれません。
ただ、熱っぽさは感じても実際に熱が出ることは少ないようです。
連日の徹夜をすると、疲労が重なって本当に熱が出るかもしれませんが、前日からでは遅く、計画的に徹夜する必要があります。
何日もつらい状態になるのでやめておきましょう。
生のお肉を食べる
加熱が必要なお肉を、完全に火が通っていない状態で食べると、お腹を壊してしまいますよね。
腹痛、下痢、嘔吐などの症状の他に、ひどい場合は熱が出て寝込むこともあります。
数日苦しむことになり、さらに命の危険もあるので、この方法は選択しないようにしましょう。
体温計に証拠を残す
まずは、カイロを使った方法です。
熱が出た証拠として、体温計に記録を残します。脇の下にカイロを挟んで温めた後に測りましょう。
温めすぎるとあまりにも高温になってしまうので注意してくださいね。
次に、お湯を使った方法です。体温計をお湯につけて熱がある証拠を残します。
体温計をつけるときは高温に気を付けてくださいね。
家の給湯温度は40度前後が設定されていると思いますが、体温が40度もあれば高熱なので、即病院行きです。
仮病がバレてしまいますよ。
最後は、脇以外で測る方法です。
体温は脇で測るのが一般的ですよね。体温は内部の中心が一番高くなっています。
内部に近くて体温が高いのが口腔内、鼓膜です。
体温が高い場所だと37℃ぐらいあるので、熱があるように見せることができます。
平熱より少し高いぐらいなので、病院に行かされずに済みますね
5つの方法を紹介しましたが、試したことがある方法はありますか？
体温計で熱があるように小細工するのは、誰もが1回はやったことがあるのではないでしょうか。
体を張った方法でも、実際に確実な効果がある方法は少ないようですね。
前日に熱を出す方法として食べ過ぎて吐くのは有効？
他にも「食べ過ぎて苦しくて吐いたら熱が出た」という噂があったので、本当に効果があるのか調べてみました。
バイキングなどで食べ過ぎると、お腹がいっぱいで苦しくなりますよね。
食べ過ぎて吐いてしまった経験はないでしょうか。
お酒を飲みすぎた時や、妊娠中のつわりで吐いた経験のある方もいるかもしれませんね。
吐く時の私たちの体は、普段閉じている食道の筋肉(括約筋)が緩んで開き、横隔膜や腹筋が強く収縮して胃を圧迫しています。
このように、吐くという動作は、様々な臓器が連動して圧力がかかり、胃の内容物を押し上げているのです。
吐いた翌日に胸や背中のあたりが痛くなりますが、それは、臓器が激しく動くことによる筋肉痛なんです。
「食べ過ぎて吐いたら熱が出た」という噂の正体は、「臓器が激しく動いたことにより運動をしたのと同じ効果があり熱が出た」ということかもしれませんね。
また、食べ過ぎてしまうと、急性胃腸炎になる可能性があります。
急性胃腸炎はウイルスが原因であることが多いですが、食べ過ぎにより胃腸が弱ったり、疲れていて免疫力が下がっていると発症しやすくなります。
急性胃腸炎の症状は、腹痛、下痢、嘔吐の他に、悪寒や発熱などがあります。
熱が出る以外にもとてもつらい症状が出ますが、熱を出すことはできるようですね。
その他にも、食べ過ぎに関連して熱が出ることがあります。耳下、顎下、舌下に唾液腺というものがあり、唾液の分泌をコントロールしています。
食べ過ぎることを繰り返すと唾液が過剰分泌して唾液腺が腫れてしまい、熱が出ることもあります。
風邪を引いたときにリンパ節が腫れるのと似ていますね。
食べ過ぎて吐く方法は気持ち悪い状態になるので注意
食べ過ぎることに関連して、いくつか熱を出す方法が分かりましたね。
さっそく試してみよう！という方法があったかもしれませんが、残念ながら必ず熱が出るという確証はありません。
人それぞれの体質やその日の体調によっても、熱が出るか出ないかの結果が変わってきます。
食べ過ぎて吐く方法は、「食事量を増やして吐くだけ」と思うかもしれませんが、食べ過ぎても吐けない人もいます。
吐けずに苦しい思いをしたくないですよね。
また、吐いたとしても1回ではなく何度もトイレに駆け込むことになるので、せっかく休めたとしても体に負担がかかってしまい、体が休まりませんよ。
ただただ気持ち悪い状態が続きますので、気を付けてくださいね。
前日に熱を出す方法を実践する場合の注意点
今回紹介した方法を試す場合は、くれぐれも体調に気を付けて無理のない範囲で行ってくださいね。
体を冷やすと風邪では済まず、低体温症になることもあります。
食べ過ぎて吐く方法は、胃に穴があいてしまったり、逆流した胃酸で喉が焼けたり、歯の表面が溶けてしまうこともあります。
1日休むだけでなく治療が必要な状態になると、自分の体もしんどいですが、家族にも迷惑をかけてしまいますね。
よく考えてから試してくださいね。
まとめ
「明日行きたくないなぁ」と思うことは誰にでもあります。理由がなくても行きたくないこともありますよね。
休めるように前日に熱を出したいという気持ちはわかります。
食べ過ぎて吐く方法は胃潰瘍などの病気になる危険性もあります。
気持ち悪い思いをして休めても、その次の日がますます嫌になるかもしれませんよ。
お仕事の場合は、無理して行かずに、転職を考えてみてもいいですね。
休みたい時は無理して行かずに、心が風邪を引いたと思って潔く休むことをおすすめします。
ゆっくりと休むことでリフレッシュできて、また次の日から頑張れますよ！
