メイドインアビスはつくしあきひと先生によるダークファンタジー冒険漫画です。
主人公のリコがロボットのレグと一緒にアビスという大穴の深淵に向かって冒険していくというストーリーになります。
漫画は現在絶賛連載中でアニメは2022年秋に二期である「メイドインアビス 烈日の黄金郷」を放送していました。
メイドインアビスはアニメ二期の他に映画が三本あり「メイドインアビス 旅立ちの夜明け」、「メイドインアビス 放浪する黄昏」、「メイドインアビス 深き魂の黎明」があります。前者二本はアニメ一期の総集編になりますが、深き魂の黎明はアニメの続編で新しきボンドルドがメインの話になります。
かわいい絵からは想像もできないような人生の不条理をレグとともに力を併せてすすんでいく物語にはアニメを観ていて心を痛める人も多かったのではないでしょうか。
私も実際に観ていて心が痛くなりました。
メイドインアビスにはレグとリコ以外にもリコの母親で白笛の「英雄のライザ」や監視基地(シーカーキャンプ)の白笛「動かざるオーゼン」や前線基地(イドフロント)の白笛「新しきボンドルド」がいます。
他にも白笛と言われる英雄の探窟家はいますが今回は英雄のライザと動かざるオーゼンについて解説していきたいと思います。
オーゼンの頭皮は上昇負荷の影響でどうなった?
まず、オーゼンは深層二層の監視基地(シーカーキャンプ)を拠点として活動している白笛になります。オーゼンは「動かざるオーゼン」と呼ばれています。
とても力が強く身長はなんと二メートルもあります。
監視基地では青笛のマルルクとそのほかの部下が働いています。
アビスは深層に進めば進むほど戻るときに上昇負荷という呪いがかかってきます。
一層から地上までは軽いめまいと吐き気が、二層から一層へは重い吐き気と頭痛や末端の痺れが、三層からは二層の上昇負荷に加えて平衡感覚に異常な幻覚や幻聴が、四層からは全身に激痛が走り穴という穴から流血していきます。五層からは全感覚の喪失やそれに伴う意識の混濁や自傷行為を始めてしまいます。六層からは人間性の喪失もしくは死に至るとのことです。七層からは確実な死が待っています。
探窟家が人である以上には避けて通れない物で、人はみなそれを「アビスの呪い」と読んでいます。
ちなみにこのアビスの呪いは深層に行けば行くほど戻るときの負荷は重く激しくなっていきます。
さて、本題のオーゼンですがなんと50年も前から白笛であると言われています。ハボルグさんも言っていましたが、まさに不動卿ですね。
オーゼンの頭皮は単刀直入にいうと上昇負荷の影響であのような髪型になったといえるでしょう。「こいつはね、傷を取り繕っているのさ。アビスの深層で心をやられるとね、徐々に身体にも出ちまうんだ。六層の呪いほどすぐには出ないけどね。潜るたびに視線や正気の境をふらつけば頭の皮だってひねくれてくるもんさ。こいつは上手く整えてごまかしてあるだけだよ」
と話しているので髪形やこの色は上昇負荷の影響で変わってしまったといえます。
もしかしたら、この身長や怪力も上昇負荷の影響でここまでなってしまったのかもしれないですね。
オーゼンとライザは結婚している?関係性は?
オーゼンにはライザという弟子がいました。
ライザは今やオーゼンに並ぶ白笛で「殲滅のライザ」と言われていますが、ライザがまだ赤笛だったころからオーゼンを慕っていたそうです。
そんなライザですが、実は結婚しています。ライザはオーゼンとではなくトーカという緑色の短髪の探窟家と結婚しています。彼は白笛ではなく、黒笛になります。
そのトーカとライザの子が主人公であるリコになるのです。トーカは残念ながら探窟中になくなってしまします。ライザも行方不明ではありますが、生死は不明です。
探窟中にリコを出産し、アビスの深層から魔よけの籠に入れられて地上まで運び出されています。
リコは出産後にまもなく死亡してしまいましたが、魔よけの籠にいれられ、生き返っています。
魔よけの籠に入れられて生を受けたものはアビスの中心を目指して進んでいくという逸話があるためにリコも同じようにアビスの深層を目指して進んでいっているのかもしれませんね。
さて、ライザとオーゼンの関係性ですが、ズバリ師弟関係になります。
ライザは赤笛の頃からオーゼンのことを慕っており、イザから「師匠になってくれ」と頼んでいました。
ライザがオーゼンに対して
「アンタ性格は度し難いが、最高の師匠だよ」
と話していることからオーゼンもライザのことを弟子として認めている様です。
一緒に探窟をしたり、ライザの出産にも立ち会っているのでかなり気の知れた中といえるでしょう。
オーゼンは優しい?怖い?
オーゼンはにこりと笑うわけでもなく声のトーンもほぼ一定であるために何を考えているか分からず怖そうに感じますよね。
「千人楔」という一刺しで千人の力を得るという一級遺物を身体に120本も打ち込んでいます。
実際怪力でライザが赤笛だったころに「またけられたいのかい?」と話していることからかなり脚癖が悪いこともあります。
脚癖が悪いのにもかかわらずオーゼンを慕っているのはかなりのもの好きですね。
ライザは「性格は度し難いが最高の師匠だ」と言っているのでかなり慕っているのでしょう。
しかし、ライザの娘とはいえ重い魔よけの籠をライザと一緒に持ってあげたりリコとレグを監視基地に泊めてあげたり、レグの特訓に付き合ってあげたり真実を教え上げてあげたり言葉はぶっきらぼうですがとても優しいこころを持っているのは間違いないでしょう。
だからこそライザはオーゼンのことをしたってついていき、オーゼンに自分の旦那さんであるトーカを紹介したのでしょう。
トーカはオーゼンのことをつかみどころがなく、気を使っていたようですが、オーゼンはトーカの料理を気に入っていたそうです。
オーゼンはかわいい?誰に人気がある?
オーゼンは一人でいたマルルクを監視基地に住まわせたり、レグに特訓をしてあげたりしていることから、オーゼンはかなり子どものことが好きであることが分かります。
また、ライザも赤笛の頃からオーゼンのことを慕っており、赤笛の頃はライザはまだ慎重も小さく、子どもの様子であることから、やはりオーゼンは子どもを気にかけているのではないかと感じます。
言葉はかなりきつく、棘があるような言い方をしますが、心のそこでは相手のことを気にかける素敵な白笛です。
いつもはこのようにつかみどころがないオーゼンですが、ライザに師匠になってくれと頼まれた時に「明日は四層からだよ、上昇負荷で血の涙を流すことになるのが楽しみだね。」
と話していたことから、まるでツンデレのような対応に段々とかわいさを感じるようになってきますね。
オーゼンはみんなに愛される人気なキャラクターだと思います。みていけば段々とオーゼンの良さが分かってくることでしょう。
オーゼンはライザのことを好き?嫌い?
オーゼンはライザのことをかなり良く思っているのではないでしょうか。
ライザの事良く思っていなければライザの師匠になることもなかったでしょう。
赤笛の時からオーゼンのことを慕っており、それに答えるかのように師匠になることを快諾しなかったでしょう。
しかし、オーゼンはライザから夫を紹介されたときはかなり苦い顔をしていました。
オーゼンはライザのことを恋愛的に好きだったというよりかは信頼していた弟子の一人が結婚することに衝撃を受けたのではないでしょうか。
いうなればライザの親のような立場であったからこそ急な結婚報告に衝撃を受けたのではないでしょうか。
どこの馬の骨かもわからないような自分とは正反対の性格の男を連れてきたためにあのようにものすごく衝撃を受けたのではないでしょうか。
しかし、のちに探窟中にもともと口数が少ないオーゼンではありますが、トーカが作った料理をおかわりするシーンがあります。
トーカはこの時オーゼンが怒っているのではないかと心配していましたが、ライザ曰く
「あれでもトーカのご飯を気に入っておかわりしに来たんだ」といっているので少なからずオーゼンも少しずつ受け入れようとしているのではないかと思います。
オーゼンとボンドルドの強さはどっちが強い?
ボンドルドは第五層の前線基地(イドフロント)の白笛です。
二つ名では黎明卿新しきボンドルドと呼ばれており、ボンドルドもその部下である祈手(アンブラハンズ)も皆同じような仮面を被ってロボットのような風貌をしています。
祈手たちはボンドルドと意識をゾアホリックにて共有しており祈手を自由に動かすことができます。ボンドルドはボンドルドでありボンドルドではありません。ボンドルドの意識体はゾアホリック内で共有していますが、身体はもう白笛として加工していますので元の身体は死んでいることになります。肉体が死してもなお意識は生きているという何とも気持ちが悪い状態ですね。
主のボンドルドが死んでしまってもゾアホリックにて意識を共有している祈手の誰かがボンドルドとして選ばれるのでボンドルド、祈手が全滅することはほとんどありません。
また、ボンドルドには「プルシュカ」という娘がいます。
血のつながりはありませんが、ボンドルドは実の娘のようにプルシュカをかわいがっていました。
プルシュカはボンドルドに着けてもらった名前で「夜明けの花」という意味になります。
メイニャというピンク色の生物を飼っており、いつもプルシュカの帽子の中にいてどこに行くのにも常に一緒にいます。
そんなボンドルドですがオーゼン曰く「ボンドルドは筋金入りのろくでなしだよ」と話しています。
ボンドルドとオーゼンが直接戦っているシーンはまだありませんが、持っている能力を見てみると、オーゼンは「千人楔」という一級遺物を120本打ち込んでいます。
対してボンドルドは「明星へ登る(ギャングウェイ)」という装備と「枢機へ還す光(スパラグモス)」という装備と「月に触れる(ファーカレス)」という装備と「呪いの針(シェイカー)」という装備と「カートリッジ」を装備しています。
特にカートリッジという装備はアビスの呪いである上昇負荷を無効化することが出来ます。
このカートリッジは恐ろしいことに人間の子どもが使われています。
ボンドルドの実験により何十人もの人間の子供が犠牲になり、ボンドルドはこの結果に「彼らは人間としての運用は考えておりませんので」と言い放ったのです。
かなりのサイコパスですよね。
装備的にみても先述を見てもオーゼンよりもボンドルドのほうが勝つ確率が高いのではないでしょうか。
オーゼンの声優は下手?上手?
オーゼンの声優は大原さやかさんでとある科学の超電磁砲のテレスティーナ=木原=ライフラインの声やFateのアイリスフィール・フォン・アインツベルンの声を当てています。
他にはうみねこのなく頃にのベアトリーチェの声を当てています。
他にも多々出演していますが、どれも素敵な声と言えるでしょう。やや低めの声が特徴的で強い芯の通った女性の役がとても上手です。
オーゼンは声のトーンが低く、役柄的に一定のテンションで喋るキャラクターなので緩急がなく少し物足りなく聴こえますが、それもオーゼンのキャラとしてはばっちりあっておりとても上手だと言えるでしょう。
まとめ
今回はメイドインアビスのオーゼンをメインに解説していきました。
オーゼンはぶっきらぼうのキャラクターで言葉にやや棘があるキャラクターですが、特に自分より小さい子どもには親のごとく師匠のごとく彼女なりの愛情をもって接していることが分かりました。
同じ白笛のライザはそんなオーゼンのことを赤笛時代から慕っており、自ら自分の師匠になってほしいとお願いしていました。
とても面倒見がよく、ライザのこともレグのこともマルルクのことも大切に思っている描写がかなり多くオーゼンの不器用さを知ることが出来ました。
同じ白笛のライザはトーカという黒笛の男性と結婚しており、ライザとトーカの子どもが主人公のリコであることが分かりました。
また、第五層の前線基地(イドフロント)ではボンドルドという仮面の白笛の男がおり、様々な武装をして非人道的な実験をしている男性だということが分かりました。
また、ボンドルドにはプルシュカという血のつながりはないが実の娘のようにかわいがっている子供がいることが分かりました。
今後三期の制作が決定しているようなので皆さんもぜひメイドインアビスをチェックしてみてください。