仕事をする上で、失敗やミスをしない人はいません。初めから上手くいく人なんて数少ないでしょう。
働いていく中で徐々に仕事ができる人とできない人にわかれていき、仕事によっては区別されてしまったりポンコツなイメージをもたれてしまう人も中には出てきてしまいます。
例えば、
・同じ失敗を繰り返す
・単純なミスが多い
・何度も同じことを聞く
・指示がないと何もできない
・言われたこと以外は動けない
・段取りが悪い
・計画通り、期限までにできず遅れる
など、自身の体験や周りの人に見覚えがあるかもしれません。
挙げれば様々な原因が考えられます。
今回は、仕事がポンコツな人を上手くコントロールする方法について紹介します。
仕事がポンコツな人を上手くコントロールする方法1
本人とコミュニケーションをとる
なかなか自分から言い出せない、聞いてもいいのかと不安を解消できず取り組んでいる人もいま。
「わからない」を解決できないと一向に進みません。
どんな感じかこちらから聞くだけでなく、聞かれるのを待って問題を先のばしされるのもよくないです。
わからないことやミスが見つかれば早いうちに報告してもらったり、どうすればよいのかこれで合っているのか気になったら相談してもらうようにしましょう。
そうは言ってもたまには聞いてあげてください。投げやりな感じよりも親身になってもらえる方が心置きなく話せるかもしれません。
コミュニケーションを増やすことで、
①気持ちも楽になり相談しやすくなる
→仕事ができないことに対しての不安でいっぱいです。少しでも話しやすい雰囲気づくりを。。
②間違いを見つけ事前に失敗を防げる
→その場で指摘することでやり直しをなくし、学びながら仕事を進められる。
③メンバーの状況や行動を把握しやすくなる
→力量が双方わかれば無理な仕事を与えなかったりその人に合った方法を探せる。
何ができて何ができないのか本人に限らず周りの人も理解できるので、恥ずかしくても初歩的なことから細かい内容まで関係なく聞いてもらうようにしましょう。
また指導するのも自分1人の問題ではありません。1人だけでなく複数の人にも聞けると、負担も減りさらにコミュニケーションを広げられるでしょう。頼れる人は何人いてもうれしいものです。
仕事がポンコツな人を上手くコントロールする方法2
できる仕事から与える
できないことばかり多いと本人も困り、聞いてもらう人もそれだけ時間を取られてしまいます。
ミスはできるだけ減らしたいし、何か仕事をさせなければなりません。
なので失敗してしまうと取り返しがつかない仕事は避けて、失敗してもさほど困らない、できそうな仕事を振ってあげましょう。
できる仕事から取り組んでもらうことで
・数をこなしていけば仕事の理解が深まる
・必要以上に手間や時間を省くことが可能になる
・仕事のモチベーションにつながる
・責任や気負うことが少なくなる
・次の仕事にも取り組みやすくなる
など、できることを増やしていきましょう。
できないことでくよくよ迷うよりできる仕事の難易度を上げていけば、長く仕事するうえでも役に立っていくでしょう。
また、できなくて落ち込むのではなく、数をこなしていくことでその分だけ自信にもなりメンタル面においても励みにもなるでしょう。
早くできない仕事もどんどんこなしてもらいたいという気持ちもわかりますが、本人のできる範囲も考慮してやってもらう仕事を選んでみましょう。
仕事がポンコツな人を上手くコントロールする方法3
仕事の自己整理・管理する
できる仕事・できない仕事を振られている間は、仕事の管理は与えている人側であっていつまでも任せきりにはできません。
忙しくなればなるほど仕事を任せたくなったり、やってもらわないといけない場面が必ずあります。
全てを完璧にするのはそう簡単ではないです。解決できなくても、自立していけるようにしましょう。
具体的には、
①自己整理で見積もりをする
引き受けた仕事の量と自分の力量のバランスを考えます。
仕事の内容には簡単なもの難しいもの、できるできないものを大まかでもよいので把握します。
取り組みやすいものは把握しやすいですが、難しいものはいつもよりも時間がかかるだろうと推測して引き受けた際には確認しましょう。
力量をよく知っているのは自分自身です。間に合わない、量が多すぎると考えたなら無理する必要はないので一度相談してみましょう。
②先を見据えて段取りする
わからないことは特になく終わるとしても仕事を何時間も何日もかけていいわけではありませんし、
納期や期日がついてくる仕事がほとんどです。
事前準備から始まったりできたとしても確認や修正の時間も含めるとなると、計画的に行う必要があります。
納期や期日を守るのは今後の仕事・信頼にも関わってくる重要なポイントです。
仕事が増えてきて忘れそうな人は勘違いをしないためにもメモを取るなどしましょう。
計画は初めに立てたものを最後までやりきる必要はありませんし、計画通りにいかないなんて日常茶飯事です。
あくまで予定は予定です。
実際にやりながら途中で修正してやっていくとよいでしょう。
自己整理・管理すれば、何をすればよいか何をしたらいいのか自身でより考えて動いてもらえます。
仕事だけでもできるようになってきた、もう少し負荷をかけて頑張ってもらいたいと思ったら実践していきましょう。
仕事がポンコツな人と接する場合の注意点
自分でも仕事ができないと自覚していても改めてできないことを言われると落ち込んでしまったり余計に不安になったりします。
反対に自覚していない人の中には自分は間違っていない、できると考えているかもしれないので相手のことをよく知らないうちは注意が必要です。
接するからには当然、根気よく教えることです。
少しでもよりよい方法を見つけられるように責任をもって関わることが大事です。
また、事実を伝えると寛容に受け入れられるかどうかは人によるので、嫌味のある言葉は極力避けて前向きに捉えられるように言葉遣いには気を付けましょう。
かと言って優しい言葉をかけることだけがやさしさではないです。
甘えてしまったりだらけてしまったり、案外心配しなくてもいいのだと勘違いするのはよくありません。
言い方は変えても現状や状況が厳しいのであればしっかり伝えてあげましょう。
まとめ
今回は、仕事がポンコツな人を上手くコントロールする方法について紹介しました。
要点をまとめると、
・コミュニケーションをよく取り、報連相を徹底する
・できることから始めて、次第にできないことにも取り組む
・仕事を把握して自己管理する
仕事のペースは人それぞれです。自分にはできても他の人には難しいかもしれません。
ですが最低限のことができるくらいまでは根気強く向き合ってほしいです。
自分の仕事もあって気をかける余裕がない人も多いかもしれませんが、本人だけでなく自身の仕事そして会社にもつながってくるので、お互い良好に付き合っていきましょう。