あまり聞きなれない病気で社会不安症というものがあります。
人前で注目されている状況で、強い不安や恐怖、緊張を感じ、何か失敗して自分が恥をかくのではないかという心配を過剰にしてしまい赤面、手足の震え、動悸、吐き気・嘔吐、尿意などの身体的な症状が現れる病気をいいます。
その中の赤面症について書いていきます。
社会不安症の症状が顔、耳が赤くなる症状として出てしまうものです。
顔が赤くならない方法(中学生向けの赤面症対策)
注目されている時に必要以上に「失敗したらどうしよう」、「恥ずかしい思いをしたらどうしよう」と過剰にマイナスな方へと考えをしてしまい、どんどん赤面してしまうというマイナスのループが起こってしまいます。
なので、自分の顔が赤くなってしまう状況を把握していると対策もしやすくなります。
・人前で発表する時
・異性と話す時
・運動して血流がよくなった時
などなどいろいろあると思います。
まず大前提として
“人前に出ることは誰でも緊張し恥ずかしいこと、それは当たり前なこと”
ということです。
何度も自分に“人前に出ることは誰でも緊張し恥ずかしいこと、それは当たり前なこと”と、言い聞かせて深呼吸をしてリラックスできるようにすることが大切です。
自分だけが緊張しているわけではなく誰でも緊張し恥ずかしいと思っていることや、人前で顔が赤くなってしまうことは仕方ない、赤くなってしまうことは当たり前のこと、赤くなってしまっても大丈夫と考えられることが大切です。
赤くなるのは自分の個性だと受け入れ、赤くなってしまってもしょうがないと思えることが大切です。
また、薄くお化粧をするということもできます。
お化粧を薄くすることによって、赤面してしまう自分をうまく隠せることができれば、少しずつ自信をつけていき、お化粧に頼らなくても赤面しなくなることでしょう。
赤面する自分を受け入れ、自分に自信を持つことが大切です。
中学生が顔が赤くならない方法を実践する場合のコツ
まずは赤面してしまう自分を受け入れることです。
顔が赤くなってしまってもいいや、赤くなることは当たり前と思えるように頑張りましょう。
人前で赤面してしまう時は友達に協力してもらいましょう。
友達の前で練習して成功体験をたくさん経験することによって、人前に出るマイナスのイメージを減らしていくことによって、自分に自信がつき赤面症の症状がでにくくなくなったり、出てもすぐに収まったりするようになっていきます。
また友達の前で練習をして慣れてきたら、授業での発表、先輩や後輩の前で練習しましょう。
少し違う環境で練習することも大切です。
また自分が思っているほど、他人が赤面に気が付いていない場合が多いです。
さらに赤面を指摘することは、あまりないので隠そうとせずあえて放っておく方法もあります。
赤面していると思ったら、相手のことは意識せず自分のことだけ考え、深呼吸をしてリラックスすることだけ考えましょう。
また逆に赤面してしまったら、相手に集中して赤面していることを気にしない方法もあります。
相手は赤面していることを、指摘することはそうそうないので、相手に集中することによって赤面していることを気にしないようにして顔が赤くなっていることを気にしないようにする方法です。
中学生が顔が赤くならない方法を実践する場合の注意点
友達の前で練習する時はある程度本番のように練習することが大切です。
友達に座ってもらって自分が注目されている状況で練習することが望ましいです。
友達の協力してもらって慣れていたら授業での発表や先輩後輩の前で発表する練習することがいいですが、その一歩が踏み出せる勇気も必要です。
他人が気にしていないと思っていても赤面している自分を受け入れることはなかなか大変でしょう。
顔を赤くしている自分が恥ずかしく、赤面していることを意識してしまうとさらに赤面してしまうというマイナスのループになってしまいます。
マイナスのループを抜け出すには成功体験や赤面している自分を受け入れることが大切です。
またお化粧をすれば少しはごまかせると対策のところで書いたのですが、お化粧するのは周りの理解がないと難しいことだと思いますが、学校にお化粧していくことはできないと思うので、休みの日に練習していくのがいいでしょう。
顔が赤くなってしまう体質に対する考え方
個人的には顔が赤くなっているのはかわいいと思います。
しかしこれは当事者の感想ではありません。
本人に直接いうのではなく心の中でかわいいと思えばいいのです。
本人が気にしているのであれば、触れずにそっとしておきましょう。
わざわざ指摘して相手に恥をかかせる必要はないのです。
また赤面症を個性と受け入れることも大切です。
この子は緊張すると顔が赤くなってしまうのだなと、思うだけで口にださなければいいのです。
赤面症は社会不安症の症状がたまたま顔にでるだけで、他の症状より軽いと思うのではなく病気のことをちゃんと理解し、知っておくことが大切です。
この病気がより一般的になり、理解してくれる人がどんどん増えていけば赤面症、社会不安症の人が過ごしやすい世の中になるでしょう。
まとめ
赤面症という言葉を初めて聞いたと思います。
私も調べる前までは知りませんでした。
ただ顔が赤くなるだけだと思っていましたし、そこまで深刻な病気だとは思いませんでした。
しかし調べていくうちに、ただ顔が赤くなっているだけということではなく、社会不安症の症状だと知りました。
この病気はまだまだ世間には知られていない病気です。
いろんな知識や病気を知っているということは対策ができるということです。
昔は、社会不安症という言葉もなかったし、理解されないことが多かったとでしょう。
社会不安症が病気だということが、もっともっとみんなの目に留まるようになってこんな病気がることが広がっていったら、苦しむ人が一人でも多く減っていくことでしょう。
赤面症は社会不安症です。
ただ緊張して顔が赤くなってしまうだけの症状が赤面症と呼ばれているだけで、他の症状で強い不安や恐怖、緊張を感じ、何か失敗して自分が恥をかくのではないかという心配とともに赤面、手足の震え、動悸、吐き気・嘔吐、尿意などの身体的な症状が現れる病気をいいます。
ただ顔が赤くなっていると思うのではなく、本人に寄り添い、病気を理解することが大切です。
本人が気にしているのであれば、それはそれぐらいのことではなく大きな問題なのです。
顔が赤くなっているのは社会不安症の症状の一つでしかないのですから。
赤面症は症状が出ている本人が一番大変です。
思春期であればなおさら受け入れるには時間がかかってしまいます。
大人になってしまえば化粧などしてごまかす方法はたくさんあります。
しかし、早いうちに赤面症と向き合い対策を知っていれば、もっと人生を楽しむことができます。
自信を持つとことは、自分自身を大切にできるということです。
顔が赤くなって人前にでるのが苦手であるなら練習し、成功するイメージをたくさん持っていることによって赤くなっても、すぐに落ち着くこともできるようになるし、自分のほかにも同じ症状の人にも寄り添っていける人になれます。
今の時代だとインターネットや、SNSが普及している自分で症状を調べることもできるでしょう。
自分がどの状況で顔が赤くなってしまうのか、その場合どうすればいいのか対策が自分の中にあるのとないのでは気持ちの安定が全然違います。
自分なりに練習して、成功体験をたくさん持ったり、相手に集中して自分が赤面していることを意識しないようしたり、休みの日であればお化粧してみるのもいいかもしれないです。
自分一人の力では足りないことも親や友達に相談したりSNSできいてみたり、することで希望が見えてくることも多いです。
自分の視野からだけでなく多角的に見ることによっていろいろな意見や方法が出てくることでしょう。
病気だと思うのはマイナスイメージがあるかもしれませんが、病院に行って治すことも出来るので、自分1人で悩むのではなく、親や友達を巻き込んで自分の殻に閉じこもらないようにしていきましょう。