ウィキペディアでクレオパトラを開くという現象をご存知ですか?
内容を聞くと信じられないかもしれませんが、実際に怖い思いをしている人がいます。
今回はウィキペディアでクレオパトラを開くとは、原因と対策、ウィキペディアについて、クレオパトラ7世について紹介します。
この現象が何か気になる人、この現象で困っている人はぜひ読んでみて下さい。
ウィキペディアでクレオパトラを開くとは?
ウィキペディアでクレオパトラを開くとは、[ウィキぺディア(wikipedia)でクレオパトラを開く」や「ウィキぺディア(wikipedia)でクレオパトラを調べて」というポップアップと共に、勝手にクレオパトラのウィキぺディアを読み上げたり、検索していたりする現象のことです。
また、「調べて」と言ってくる場合もあるみたい。
これは2021年秋頃から多数報告されています。
ウィキペディアでクレオパトラを開くとは本当?
とても怖いですが本当に起きているみたいです。
「ウィキペディアでクレオパトラを開けて」と言ってみましょう。
なぜウィキペディア?なぜクレオパトラ?
さっきたまたま触れたスマホのGoogleアシスタントさんからのお願いでした。
— さとこ (@satoko_helper) October 27, 2021
クレオパトラ関連を調べものをしていたのであればわかりますが、何の前触れもなくそういった現象が起きている方が大半で怖い思いをしている人を見かけます。
ウィキペディアでクレオパトラを開くの原因は?
ウィキペディアでクレオパトラを開くの原因としてGoogle音声サービスのバグが起こっていると考えられます。
Google音声サービスは、音声検索、音声入力、音声操作など、Googleが提供しているサービスのうち、音声を利用するものの総称です。
このサービスに何か問題がある、欠陥サービスであるといったことではありません。
2021年の秋頃から、Googleを開いている際に「Googleの音声サービス アップデート(日本語)をダウンロードしています。 ネットワーク接続を待機中」と表示される現象が起きており10時間~数日間その状態が続くという報告がありました。
その間にGoogleの「テキスト読み上げサービス」が勝手に立ち上がり、
クレオパトラに関する音声を読み上げたり、該当ページを開かせたりということが起きているようです。
実は、なぜ「クレオパトラ」なのかは実はまだ分かっていません。
ウィキペディアでクレオパトラを開くの対処法は?
この現象を放置していても、影響は特にありません。
例えば「端末にダメージが残る」といった何か重大なことが起きるとかはないので安心してください。
しかし、気持ち悪いと感じる方・どうしても消したい方もいらっしゃると思います。気になってしょうがない方は原因となっている「音声サービスの削除・無効化」を行いましょう。
Google音声サービスの削除・無効化のやり方
1.「設定」を開く。
(Windowsの場合は画面左下の4つの四角が合わさったマークのところです。)
2.「設定→アプリと通知→Googleの音声サービス→通知」で、通知をオフにしてみましょう。
(Windowsの場合は「設定→システム→通知とアクション」で通知をオフにすることができます。)
もし、WiFi環境でない場合は?
WiFi環境がある場合はWiFiに接続してみてください。
通知オフだけでは不安な場合は?
「設定→アプリと通知→Googleの音声サービス(もしくはSpeech Services by Google)→右上の縦三点リーダー」にて「アップデートのアンインストール」して更新してみてください。
音声検索、音声入力、音声操作などを使っていなければその後の影響について気にする必要はありませんが。
しかし、アンインストールした時点で同サービスが工場出荷時のバージョンに戻ってしまいます。注意しましょう。ることは注釈として入れておきます。
クレオパトラを開く問題は起きないはずなのに起きる場合はある?
「クレオパトラを開く」現象が起こったスマホが壊れたり、ウィルスに感染したりなどしたことは報告されていません。
そのため、この現象を見ても放っておいて問題はありません。
先述のように、アップデートすれば改善されるように思えます。
しかし「まだ現象が起こる」と言っている方もいるようです。
そのため、改善のアップデートが行われたのかはよくわかっていません。
怖い現象ですが、神経質にならないことをおすすめします。
ウィキペディアでクレオパトラを開くの注意点
ふと開いたウィキペディアに広告表示がされている場合には注意してください。
ウィキペディアは非営利団体によって運営されています。
そのため寄付金を募るメッセージが表示されることはありますが、どこかの企業を宣伝するような広告が表示されることはありません。
そのウィキペディアで広告表示されているのであれば、パソコンが危険な状態にある可能性があります。
具体的にいうとウィルスに感染してしまっている可能性です。。
ウィルスにはパソコンに拡張機能をインストールしてWEBページを改ざんするものがあります。
そのウィルスに感染することでウィキペディアで広告が表示されてしまいます。
表示されるはずのない広告が表示されているのであればウィルス感染を疑い、ウィルスチェックをして対応するようにしましょう
「ウィキペディアでクレオパトラを開く」は日本だけの都市伝説現象?
実はこれらの現象は日本だけでなく世界で起きている現象です。
クレオパトラの検索数が月間74,000回なのに対して「ウィキペディアでクレオパトラを開く」は約165,000回以上も検索されています。
海外でもこの検索数は話題になっており、このような投稿がありました。
Does anyone know why the article on Cleopatra is so regularly among the most read on #Wikipedia ?
#Wikipedia でクレオパトラに関する記事が頻繁に読まれている理由を知っている人はいますか?
Does anyone know why the article on Cleopatra is so regularly among the most read on #Wikipedia ?
— squarebear (@square_bear12) December 16, 2021
ウィキペディアって実際どうなの?
ウィキペディアはインターネットを使う人であれば殆どの人が知っていますよね?
検索エンジンでキーワードを調べるとよく出てきます。
とある調査で、ウィキペディアで何を調べているかを調査したところ「人名(タレント・著名人・有名人)」が62.6%でトップでした。
人名については、「人名(歴史上の人物)」が32.9%、「人名(社長)」が8.0%いることから、どのような人物かを調べるツールとしてウィキペディアを使っていることがかなり高いことが分かりました。
そのほかの項目として、「歴史」「商品」「文化」「事件」などの情報に関心が集まっていることもアンケート調査から分かりました。
「ウィキぺディアに記載された内容を信用しているか」と尋ねたところ、「信用している」39.4%、「疑わしいと思うところがある」55.6%、「基本的に信用していない」5.0%となり、調べるツールとしては使っているが信用はできないと感じている人が多いそうです。
「疑わしい、信用できないと思う理由」については、「記載された内容が自由に改変可能だから」40.0%、「調査機関を利用した情報ではないから」9.8%、「荒らしの対象になっている項目が見受けられる」5.9%、「中立的な立場ではないとおもえるから」38.5%でした。
「誰でも改変できる」という点が信憑性に欠ける情報を作ってしまうということですね。
ちなみに、「ウィキペディアの編集に参加したことがあるか」という質問に対して、参加経験があると答えたのはわずか6.9%にとどまっています。
話題の「クレオパトラ」ってどんな人?
世界的に有名なのは「クレオパトラ7世」です。
なんと世界3大美女の中の1人です。
ちなみに世界3大美女は「クレオパトラ7世、楊貴妃(ようきひ)、小野小町(おののこまち)」の3人です。
クレオパトラ7世は絶世の美女で知られており、ローマの英雄シーザー(カエサル)をはじめガイウス・ユリウスやマルクス・アントニウスらを虜にしたことは歴史に刻まれています。
おそらくクレオパトラは男性からすればモテモテだったんですね!
クレオパトラ7世はエジプトのプトレマイオス朝にギリシア系の血筋を持つ王家の娘として生まれました。
当時の世界ではエジプトは最も豊かな国であったといわれています。
クレオパトラが18歳の時に父が逝去したため女王として即位しました。
クレオパトラがローマの権力者シーザー(カエサル)と出会ったのは21才の時で、シーザー(カエサル)は52才でした。
クレオパトラは、絨毯の贈り物に包んでシーザー(カエサル)に届けるなどしてアタックしたそうですよ。
後に2人は結婚してクレオパトラはシーザー(カエサル)の子「カエサリオン」を産んでいます。
しかしクシーザー(カエサル)は暗殺されてしまいます。
そしてカエサルの政敵であったオクタウィアヌスによってローマは統治されます。
これに対してクレオパトラは激怒し、オクタウィアヌスとの戦いのために権力者であったアントニウスに目をつけます。
ちなみにその時、アントニウスには妻がいたそうです。オクタウィアヌスの姉オクタウィアです。
それにも関わらず、クレオパトラはアントニウスを自らの宴席へ招待します。
クレオパトラはすぐにアントニウスにアタックしたといわれています。
アントニウスはオクタウィアヌスの姉オクタウィア離婚してクレオパトラと結婚しますが、クレオパトラとアントニウス連合軍は「アクティウムの海戦」でオクタウィアヌスとの戦いに破れてしまいます。
この戦に敗れたことでアントニウスはクレオパトラが自分を裏切ったと思い込んでいました。
そのときに偽のクレオパトラ7世死去(誤報)が届くのです。
アントニウスは絶望のあまり自殺を図ってしまいます。
クレオパトラは誤報であることをアントニウスに告げますが、瀕死の状態のアントニウスはその場で息を引きとります。
その後、オクタウィアヌス軍の捕虜となったクレオパトラ7世は猛毒のコブラに自分の腕を噛ませて(一説では乳房との説も)自殺したということです。
しかし、クレオパトラ7世の本当の死因については今でも分かっていません。
古代エジプトの歴史記録が少ないため、彼女の死について詳しい情報が見つからないのです。
説によって彼女が殺された、自殺したと違うことが書かれています。
現在でも彼女の死因についての確実な証拠は発見されていません。
クレオパトラの死は謎に包まれています。
さらにアントニウスとクレオパトラの墓は未だ見つかっておらず、世界の不思議となっています。
クレオパトラは「美」に対するこだわりが強い
歴史に名を残す英雄を魅了したクレオパトラの美へのこだわりは、相当なものでした。
クレオパトラは深い青のアイシャドウと、くっきりした黒のアイラインでしっかりメイクをした姿で描かれることが多いですよね。
アイシャドウが深い青色をしていたのは、マラカイトやラピスラズリなどの鉱石を砕いた粉でできていたからです。
アイメイク以外にも、ヘンナ(ヘナ)という植物の葉を乾燥させて水などで溶いたもので爪を着色し、現代のマニキュア代わりに使用していたともいわれています。
当時のアイシャドウは、魔除けや紫外線、虫、感染症・眼病予防の目的が強く、化粧という意味合いはあまりなかったそうです。
古代エジプトでは、「身体に穴が空いているところから悪魔が入り込む」と考えられていたため、目のふちに濃い色を塗ることで、悪魔の侵襲を防いでいました。
まとめ
今回はウィキペディアでクレオパトラを開くとは何かを紹介しました。
Google音声サービスのバグでクレオパトラの情報が勝手に読み上げられるという怖い現象でしたね。
この現象は世界で起きているみたいです。
放置しても大丈夫ですが、気になる場合はGoogle音声サービス関連をアップデートすれば解決できるかもしれません。
ぜひトライしてみてください。
ウィキペディアやクレオパトラについても非常に興味深かった内容でした。
クレオパトラに関する芸術作品はたくさんあるので時間がある時に調べてみて下さい。