LINEはとても便利な連絡手段の一つですよね。
普段から家族や友人・恋人と連絡をとるのに欠かせないという人も多いのではないでしょうか。
既読がつくことで相手が見てくれたかがわかることや、実際に会って話しているかのようにスピーディなやり取りができることはLINEの大きなメリットです。
そんな便利なLINEですが、社会人なら
「また仕事のLINEがきてる…」とうんざりした経験がある人も多いのでは?
今回はLINEで仕事の連絡がきてうざい!というときの対処法をご紹介します。
根本的な解決方法もまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
なぜ仕事のLINEはあんなにうざいのか?
そもそも仕事のLINEがうざいと感じるのは、相手との関係性ももちろんありますが、ほとんどの場合はプライベートの時間に仕事のことを考えなければいけないことからくるストレスが原因です。
仕事用の携帯電話を持っているならまだしも、プライベートの携帯を仕事でも使っている場合はなおさらです。
携帯への連絡は送られてくるタイミングも相手発信のため、LINEやメール・電話などの機動性の高いツールほど、プライベートの時間に連絡が度重なるとうっとうしく感じるのは当然のこと。
休憩中の連絡ももちろんですが、特に休日や始業前、終業後など勤務時間外にはお金が出るわけでもないのに、仕事のことを考えなければならないのは誰だってイヤですよね。
特に深夜や早朝の連絡が続くと気が滅入ってしまいます。
生活リズムは人によって違うので仕方ないですが、最低限連絡する時間には配慮してほしいもの。
また、あまり度々仕事のLINEがくるようだと、通知音や通知画面だけでもイライラしてしまうことも。
しばらく無視していたとしても、通知の件数が10件以上あると何ごとかと思いますし、確認して大した用件でなければ余計にうざいと思ってしまいます。
さらに、上司や取引先の方からLINEがくると無下にできず、対応していて疲れ果ててしまったという意見も多かったです。
プライベートな時間に仕事の対応をするだけでもストレスが溜まるのに、気遣いまでしていたら疲れきってしまいますよね。
それではどのように対処するのが良いか、実際に見ていきましょう。
仕事のLINEがうざい場合の対処法1
1つ目の方法は「LINEの通知をオフにする」という方法。
あまりにも深夜や早朝に連絡が来る場合、携帯をナイトモードなど、通知が鳴らないモードにするとそれだけでもプライベートが守られます。
また、休みの日に仕事のことを考えたくないときは、仕事で頻繁に連絡がくるグループLINEなどの通知を個別にオフにするのも良いですね。
また次の仕事のときには通知をオンにするので切り替えが毎回少し面倒ですが、このやり方だと自分のタイミングで通知の確認ができます。
直接態度で示しにくい場合や、「LINEでの連絡を控えてほしい」と伝えにくい相手には、直接的な方法でない分実践しやすいですね。
この方法では、相手から不意にくるLINEに対して、受け取るタイミングを自分でコントロールできることが大きなポイント。
プライベートで何かしているときや忙しいときはもちろん、ゆっくり休みたいときなど、特に仕事のことを考えたくない時間ってありますよね。
その時間を避けて、「今なら少し仕事のことを考えてもいいかも」と思える時間に返信の対応をするように調整するだけで、仕事のLINEへのストレスはかなり少なくなります。
うっかり確認が遅くなっても「電源を切っていてすぐに気づけなかった」などと言えますし、きちんと返信をすれば相手も「少し遅くなっても見てくれている」と思ってくれるので、最初のステップとしてオススメの方法です。
仕事のLINEがうざい場合の対処法2
2つ目の対処法は、LINEで依頼された仕事にも勤務時間中に対応するという態度を徹底すること。
もしLINEでプライベートの時間に仕事を依頼されたら、勤務時間に対応する旨を返信し、それを守るようにしましょう。
言われたことは聞いてきちんと対応しつつ、プライベートの時間には働きません!ということを態度で示します。
この方法では、次の3点を伝えることがポイントです。
- 相手からの連絡を確認したこと
- 今は対応できないこと
- 次回の勤務時に対応すること
基本的には①と③だけでも伝わりますが、あまりにも頻繁にLINEがくるようなら②についてもしっかりと文面で示して良いです。
具体的な伝え方を以下にまとめていますので、使えそうなものがあればぜひ使ってみてくださいね。
「承りました。次回出社の際にすぐに確認し、ご連絡差し上げます。」
「承知いたしました。現在手元に必要な資料がないので、次回の出社時に確認いたします。」
「かしこまりました。本日はお休みをいただいておりますので、次回の出勤時に一番に確認するようにいたします。」
相手の方が単純にせっかちな場合や、仕事を割り振ってしまい自分の元から手放してしまいたい場合など、急ぎの用件でない場合はこれで十分対応できます。
続けていれば相手もあなたの仕事を信頼してくれますし、プライベートも守られて一石二鳥です。
相手の方に良識があれば毎回このような返事をすることで、プライベートの時間に仕事の連絡をしてしまっていたことに気づいてくれるかもしれませんよ。
仕事のLINEがうざい場合の対処法3
3つ目の対処法は原則「出社時の連絡」または「社用メールへの連絡」に切り替えてもらうようお願いする方法。
伝え方は考えなければなりませんが、これが一番根本的な解決方法です。
ちなみに筆者は以前、取引先のお偉いさんからのLINE攻撃に気が滅入ってしまったとき、この方法を取りました。
お相手は企業よりもフリーランスの方と契約することの多い業務形態だったこともあってか、主な連絡手段がLINEでした。
お互いにシフト制の仕事だったこともあり、次第に仕事中も休みの日も時間も関係なく、LINEで仕事の連絡がきてしまうようになりました。
仕事はチームで行なっているので、自分に来た連絡でも担当が違えば取り次いだり、自分が休みの日に急ぎの用件が入れば出社中のチームに対応してもらうよう連絡を入れたりしなければなりません。
それだけでも結構気は滅入っていたのですが、まだなんとか対応していました。
しかし、2日ほど連休をいただいた時のこと。
先方から筆者宛の個人LINEに、共同で進めていた案件を今すぐ進めたいと連絡が入りました。
仕事柄、長期連休であれば多少のことには対応できるよう最低限の仕事道具は持ち帰っていましたが、このときはさすがに持ち帰っていませんでした。
その案件は独断では進められないもので、もともと期日の要望も受けていなかったため、2日後まで待ってもらえないかと丁重にお願いしました。
ですが聞く耳を持ってもらえず、なんと先方の独断で進めるとLINEで宣言されてしまったのです。
これにはさすがに参ってしまい、上司にも相談した上で仕事の連絡は個人LINEを避けて会社にしてもらうようにお願いしました。
このことで相手は私が休みの日に仕事を一切したくないタイプの人だと思ったようで、その後しばらく嫌な態度を取られましたが、プライベートの時間が守られるようになったため精神衛生上とても良い結果になりました。
また、筆者の経験と近いもので周囲の人からよく聞いたのは、重要な書類などがLINEで送られてきて困るという声。
LINE一つにまとまっているならまだしも、個人LINEとグループLINE、メールや電話・対面など、どこで確認した情報かわからなくなり混乱するという話をよく聞きます。
重要なやり取りは記録に残るメールで統一するなどの配慮は、社会人として必要なルールではないでしょうか。
気持ちよく仕事をするためにももちろんですが、ミスを減らすためにもお互いにルールを設けるのは大事なことですね。
★番外編!一番やりがちな対処法は?
よくやりがちな対処法として「未読無視をする」という方法があります。
既読にしてしまうと「早く返信しなければ!」と思う人もいるでしょうし、
相手によっては「なぜ既読したのに返事をしないんだ」と言われてしまいそうで焦りますよね。
その点、未読にしておけば「通知に気づかなかった」と言うこともできますし、そもそもLINEはあまり見ない人だと相手に思ってもらえればLINEでの連絡も減るかもしれません。
ただ、未読無視しても結局問題を先延ばししているだけなので、ストレスは溜まってしまいます。
真面目な人ほど「あとで確認しないと…」「返信しないと…」と、余計に気にしてしまいます。
そういう場合は、むしろ即チェックした方がストレスは少ないかもしれないですね。
仕事のLINEがうざい場合の対処法を実践する上での注意点
対処法を実践するときに気をつけるべきことがいくつかあるのでご紹介します。
・やるからには徹底する
中途半端にするのが一番よくありません。
特に連絡手段をLINE以外に統一するようにお願いしたのに、自分が急ぎの用件があるときにはLINEで連絡する…というようなことがあれば本末転倒。
また、どのような返事をしてもプライベートの時間に仕事の対応をしてしまうと、「なんだかんだ言っていつでも対応してくれる人」と思われて仕事のLINEが鳴りやまなくなってしまう可能性もあります。
・丁寧に対応する
いずれの手段を取る場合も、相手が嫌な気持ちにならないように社会人として最低限の配慮は忘れないようにしましょう。
相手がそれっきりの関係ならまだしも、仕事関係の人であれば今後のお付き合いも続くはず。
これからの仕事に影響のないように、言い方などには気をつけましょう。
・仕事に支障が出るようであれば上司や同僚も巻き込んで解決方法を探る
連絡手段が多岐に渡ることで必要な連絡の履歴がどこにあるかわからなくなる、プライベートな時間の連絡が続いて睡眠時間が妨げられるなど、実際の仕事に影響がある場合。
周りの同僚や上司に相談して、みんなで解決するように対処するのも良い方法です。
もしLINEの送り主が上司であれば、上司の上司や、人事部などに相談するのも良いでしょう。
複数人で対応することで、相手も自分のやり方を見直さざるを得なくなります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
参考になる対処法が一つでも見つかったなら幸いです。
この記事を読んでくれているということは、きっとあなたも仕事のLINEでうんざりしているのだと思います。
「『プライベート』ってやたら言うけど、LINEの連絡なんてたかが数分でできるんだからいいじゃない」
という人も中にはいるかもしれません。
ですが、あなたがストレスに感じているならそれは正しい連絡方法ではないということ。
仕事もプライベートも充実できるように、きっちり対処しましょうね。