現代は男女関係なく働くことが当たり前の社会になりました。
日々積み重なっていく業務に追われながら、毎日あわただしく過ごす人も多いでしょう。
特に新社会人で仕事にまだ慣れないうちは気も使いますし、なかには毎日ついていくのに必死で、帰宅後にはどっと疲れが出てしまう…という人もいるのではないでしょうか?
そんなせわしない日々を送っていると、「休みたいな…」と思うこともきっとありますよね。
今回は仕事を2日間休みたいと思った時に気をつけることや、新人でもしんどくならないための方法などをまとめてご紹介します。
仕事を2日休む理由
仕事を2日休みたいと思うのはどんな時でしょうか?
・体調不良
腹痛や頭痛などの症状が出たときや発熱したときなど、体調が悪いと仕事に行くのはしんどいですよね。
最近はコロナの影響もあり、体調不良の時には休みをとりやすくなりました。
体調不良なのに出勤しても通常のパフォーマンスができず効率が悪いですし、周囲に風邪をうつすようなことがあれば余計な迷惑をかけてしまいます。
体調不良の時は無理をせずしっかり休養しましょう。
・生理痛
体調不良の理由の一つに、生理痛があります。
これは女性ならではの理由ですが、症状に個人差が大きいために取り扱いが難しい理由だと思います。
生理の症状がひどい人の中には、貧血やひどい痛みで倒れてしまう人や、痛みが強すぎて起き上がることが困難になる人も。
会社によっては生理休暇を設けている会社もありますね。
上司が男性で言いづらいと感じたり、女性の上司でも生理痛が軽い人だと理解を示してもらえず、余計につらい思いをしてしまったりすることもあるかもしれません。
もし、言いづらいなと思う場合は「体調不良」と伝えるのも良いですし、あまりにも毎月しんどい場合は医師に相談しましょう。
診断書をもらうことができれば、少し症状を伝えやすくなるかもしれません。
・子どもや親戚の介護、看病、病院の付き添い
・親族の危篤や忌引
子どもがいる方や親族の介護がある方は、どうしても看病や病院の付き添いなどで休みを取らなければならない時もありますよね。
また、親族の危篤や忌引もやむを得ない理由です。
急な場合は休むことで迷惑をかけることをお詫びしつつ、休暇をとりたい旨を伝えましょう。
・ずる休み
「なんだか仕事に行く気がしない…」
そんな理由で休むのも、たまにはありかもしれません。
ただ、それが習慣になるのは問題です。
また、ずる休みであることが会社の人にバレた場合、会社でのあなたの評価や評判は間違いなく下がります。
あなたも気まずい思いをするでしょうし、今後正当な理由があっても休暇を取りづらくなってしまうかもしれません。
本当にしんどいのか、ただのずる休みなのか。
慎重に判断して下さいね。
仕事を2日休むことで得られるメリット
仕事を2日休むとどんなメリットがあるでしょうか?
・心身ともに不調を整えられる
体調不良や心労で休んだ場合は、2日休むことで心身ともに整えられると思います。
無理をせずしっかり休んで、回復することに努めましょう。
・ゆっくり休んだり、予定に集中したりすることでスッキリする
「とにかく疲れがたまっていて休みたい」「病院や市役所などに行かなければいけない」など、理由がはっきりしている場合、2日休むことで随分スッキリすると思います。
結果、次に出社したときに仕事がはかどるのであれば、ずるずると働くよりも効率が良いといえるのではないでしょうか。
・自分がどんな状況なのか、整理できる
2日休みがあれば、仕事の日には考えられないことに思いを巡らせる時間をとることもできます。
もしあなたがしんどくて2日休みをとった場合、しっかり休みつつ、なぜそんなにしんどいのかを考えてみましょう。
原因がわかれば、改善策も浮かぶかもしれません。
仕事を2日休むデメリット
仕事を2日休むことによるデメリットの一つに、出社するのが億劫になってしまうことがあげられます。
これは多くの人が実感しているようです。
あなたも連休最終日の夜など「明日からまた仕事か、嫌だなあ…」と感じたことがあるかもしれませんね。
多くの人が日曜休み・月曜出社であることから、「サザエさん症候群」「ブルーマンデー」なんて言葉があるほど。
体調不良など正当な理由をおさえてまで頑張る必要はないですが、多少のしんどさであれば休まず乗りきったほうが、意外と気が楽なのかもしれませんね。
また、人によっては休むことをあまり良いと思ってないこともあります。
そういう考えの人が職場にいると休みづらいもの。
あまりにも理不尽な意見には付き合わなくて良いと思いますが、そういう考えの人もいるのは事実です。
休暇を取るときには周囲に十分配慮しましょう。
仕事を2日休む時のマナー
仕事で休みを取るとき、何に気をつけるべきでしょうか?
・休む日の外出とSNSでの発信は避ける
どこで人に見られているかわかりません。
病院や市役所など必要な外出は良いのですが、問題は体調不良など別の理由を伝えていた場合。
遊びに行ったりそれをSNSで発信したりしてしまい、それを職場の人が見てしまった場合、相手から不信感を買ってしまいます。
職場でその話が広まってしまえば、あなた自身も気まずい思いをするでしょう。
休む日の外出やSNS発信は基本的には避けた方が無難といえます。
・休み明けは仕事のカバーをしてくれた人にお礼を伝える
上司や仕事のカバーをしてくれた人には、きちんとお礼を伝えましょう。
なお、2日程度のお休みであれば菓子折りなどは特に必要ありません。
「休みをいただいて良かったです。今日からまた頑張ります」と伝えれば、お互いに気持ちよくまた仕事に取り組めます。
・休んでいた間の分、仕事にしっかり取り組む
休み明けは、休んでいた間の仕事がどうなっていたのかをきちんと把握し、しっかりと業務に取り組みましょう。
集中して取りかかれば、2日の遅れはすぐに取り戻せますよ。
仕事を2日休む方法1
実際に仕事を休みたいとき、もしあなたがすでに有給休暇を持っているなら、有休申請をしましょう。
あらかじめ外せない予定などがわかっているなら、特に事前の連絡が必要です。
先に有休で申請すれば、よっぽどのことがない限り休暇を取得できるはず。
有休は労働者の権利であり、また2019年4月1日から「働き方改革法」により年間5日の年次有給休暇の取得義務が課せられています。
原則、会社に理由を伝えなくても休めるのが有休の良いところです。
もちろん、繁忙期などは避けるべきでしょうから、会社のスケジュールと照らし合わせながらの相談にはなるでしょう。
有休の場合は1ヶ月前には相談しても良いと思いますが、申請期間については社則を確認したり、先輩や上司に聞いたりしてみて下さいね。
早めに相談しておくことで、あなたが休んでいる間のカバーを誰がやるのか、分担や調整をすることができます。
外出や旅行などの予定でも、有休であれば後ろめたさも少なく休めるはず。
必要に応じて、有休を賢く使いましょう。
仕事を2日休む方法2
当日の朝、体調不良などで出社できないと判断した場合。
このときは原則、電話で連絡しましょう。
基本的には当日の朝、始業10〜15分前に、直属の上司に電話で伝えるのがマナーです。
あまり早くに連絡しても、上司も通勤途中であることが考えられますし、職場に到着して電話に応対できるころに連絡するようにしましょう。
休みたい旨を伝える際も、「休みます。」とだけ伝えるのではなく、体調が悪いなどの理由を伝えた上で休みたいという意思を伝えましょう。
そうすることで、相手にはやわらかく伝わります。
1日では回復しそうにない場合はそのときに、「大事をとって2日お休みをいただけないでしょうか?」と伝えてみてください。
今は体調不良時の出勤は推奨されていませんし、十分伝わると思いますよ。
仕事を2日休む方法3
親族の誰かが亡くなったとき。
これは会社の規則にもよりますが、ほとんどの場合「忌引」が適用されるはずです。
忌引の適用期間は会社の方針によりますが、1日〜1週間程度であることが多いです。
もし親族に不幸があった場合は、直属の上司にその旨を伝え、忌引にしてもらいましょう。
キャパオーバーの疲れ切った新人に覚えておいてほしいこと
もしあなたが休みたいと思う理由が、キャパオーバーしてしまい疲れきってしまったことにある場合、それは休みが必要という自分からのサインです。
責任感が強く真面目な人ほど、任された仕事には一生懸命になり、休めなくなると思います。
この考えが行きすぎると、休むことに罪悪感を覚えてしまう可能性も。
休むことは決して悪いことではありません。
そして、仕事で十分なパフォーマンスをあげるには、時にはしっかり休むこともとても重要なこと。
毎日与えられる仕事に必死で疲れきってしまい、自分の状況を冷静に考えられないのであれば、思いきって休んでみましょう。
日々がんばっている心身をしっかりと労わりながら、現状の何がしんどいのかを自分なりに考え、どうすれば改善できるか考えてみてください。
改善策が一人では達成できない場合や、改善方法が思いつかないときには、誰かに相談してみましょう。
休み明けに先輩や上司に相談してみるのも一つの手です。
無理をしてもいずれ体調をくずしてしまいますので、自分のことは自分で守ってあげてくださいね。
疲れを取るための方法を自分なりに持っておく
また、キャパオーバーにならないために、自分にとってのリフレッシュ方法を把握しておきましょう。
例えば仕事中にできることとしては、定期的に簡単なストレッチをする、決まったタイミングで温かい飲み物を飲むなど。
休みの日には、スポーツや読書など趣味に没頭する時間を設けてストレスを発散したり、美味しいものを食べに行ったりするのも良いですね。
「この行動をすると頭がスッキリする」「なんとなく体調が整う」という行動があれば書き留めておいて、煮詰まったときや何だかうまくいかないと思う時に読み返しつつ、実践してみましょう。
余裕がないときほど、自分でも発散方法を忘れてしまうものです。
特に「音楽を聴く」「深呼吸をする」など、時間をあまり取らず場所を選ばない方法をいくつか持っておくと、セルフマネジメントがどんどんできるようになっていきますよ。
ぜひ、毎日少しの時間でも自分を労ってあげてくださいね。
まとめ
自分の体の声に耳をかたむけ休養をとることや、やらなければいけないことのために休みを取るのは必要なことです。
一生懸命、ひたむきに努力することはとても素敵なことですが、いきすぎて自分を粗末に扱ってしまうと、いつか心身に影響が出てしまいます。
体調不良や精神的な疲労はもちろんですが、時には予定をこなすための休暇や、しっかり休息を取るために休むことも必要だと思います。
社会人生活は長く、あなたがまだ20代であれば、あと40年ほど続きます。
その長い道のりの間、ずっと自分にムチを打ち続けるのは過酷すぎると思いませんか?
自分がどうしたいのかをしっかり考えて、必要な時はしっかり休んでくださいね。