日本にはまだまだ知られていない、素敵な原風景が残っている地域が多いです。
「おてつたび」は人手不足で困っている地域と、そこで働いてみたい人を繋いでくれる、お仕事マッチングサービスです。
旅行が大好きな方なら、旅をしつつお仕事ができたらと一度は憧れますよね♪
おてつたびの受け入れ先は、忙しいシーズンだけ仕事を頼めますし、参加者は行ってみたかった地域で実際に作業体験できるとあって、双方にWin-Winなサービスなんです!
今回の記事では、おてつたびの給料や評判・デメリットなどを徹底解説します。
おてつたびの給料はいつ振り込まれるの?
おてつたびは「お手伝い」と「旅」を合わせた造語です。
おてつたびで一番気になる事といえば、働いた給料はいつもらえるのかということですよね。
おてつたびの求人は、農業だったり、宿泊業だったりします。
繁忙期に呼ばれるので、労働的にはけっこうハードなものが多いです。
そんな中で頑張ったのに、結局報酬ゼロだったら悲しいですよね。
報酬に対しての疑問は、おてつたびのQAにその答えが載っていました。
【報酬】給与支給日はいつでしょうか?
毎月、月末締め・翌月末払いとなっております。
月をまたいでおてつたびに参加した場合は、各月毎に給料支払が発生します。
引用:おてつたびQA
例えば、1月1日〜15日まで働いた場合は、2月28日の支給です。また、1月25日〜2月10日まで働いた場合は、1月分は2月28日の支給、2月分は3月31日の支給となります。
給与支給日にあたる日が銀行休業日(土日祝日・年末年始など)になる場合は、その直前の銀行営業日に前倒しで支給されます。
ただし、お手伝いした時間の登録が漏れていたり、マイページの口座情報が間違っていると給料日に振込できません。
ですから、マイページの登録はきちんと行ってくださいね。
さて、具体的にどのくらいの報酬かも気になりますよね?
報酬は最低賃金以上なので、平均1,000円/1h 程と考えてください。
でも大抵の募集が宿泊費無料ですので、旅もしたい方にとってはかなりお得な募集だと思います。
おてつたびの募集一覧はどこで見れる?
おてつたびの募集一覧はこちら
からご覧いただけます。
募集ページには、受け入れ先の写真や、受け入れ先の方が大切にしていることなども書いてあります。
受け入れ先の方の様々な想いが詰まっており、どのお仕事も魅力的に見えます。
もちろん、実際のお仕事は大変なものも多いです。
しかしそのお仕事を本気で手伝うことで、その地域との関係性を築くことができます。
実際、おてつたびが終わった後も関係性が続いている場合が多いそうです。
おてつたびの受け入れ先
主なおてつたびの受け入れ先としては、次のようなものがあります。
- 宿泊業(布団敷き・配膳・食器洗い・掃除・調理補助など)
- 農業(収穫・管理・定植・選果・出荷・草むしり・ビニールハウスの建て替えなど)
- 漁業
- キャンプ業(清掃・薪割り・食事の用意・受付・片付けなど)
- 飲食やイベント業(イベントスタッフ・SNS発信・飲食接客など)
- その他(雪かき、整理など)
募集一覧を見てみると、旅館や農園、スキー場などいろんな所から応援を頼まれています。
とはいえ募集一覧から調べる場合、すべての募集を見るのは大変です。
#お宿、 #農業、 #温泉入浴可能などといったハッシュタグでも検索してみてくださいね。
おてつたび参加の流れ
おてつたびに参加したい場合は、次の流れを沿って参加しましょう。
①マイページ情報を登録する
簡単な自己紹介やできるスキルを書いておきます。
②行きたい地域や日時を選んで応募する
③マッチング成立
④(初めての参加の場合のみ)オンラインでおてつたびのスタッフから事前説明を受ける
⑤おてつたびに出発する
行きたい地域にマッチングできるお仕事があるかは難しいでしょう。
しかしマッチングが決まって、実際に働いた後の充実感は半端ないですね。
おてつたびの評判は?
おてつたびのサービスは各種メディアでも取り上げられており、とても評判が良いです。
過去にどんなメディアで取り上げられたかどうかは、こちらで確認いただけます。
おてつたびの受け入れ先は、北海道から沖縄まで日本全国網羅しています。
交通費の支給はありませんが、働くことで、長期旅行でかかる交通費を安く抑えることができるのが、大変魅力的ですよね。
宿泊は無料で借りられる場合が多いので、宿泊代も浮かせることができるんです!
「お手伝いをしながら、様々な場所を旅できる」のは、受け入れ側・旅行者、どちらにもメリットがあるサービスですよね。
地方へ移住してみたい夢を持っている人なら、おてつたびでプチ移住体験ができます。
初めての方は事前説明を受けることができます。
また月一回オンラインで開催している「おてつたびMeetupイベント」に参加しておくと、どんなコミュニティか肌で知ることができますよ。
今すぐ知りたい場合、「noteのおてつたび|お手伝い×旅」にもリアルな口コミが多く載っています。
コロナ禍で留学できなくなった学生さんが、失意の中おてつたびで学んだり、「第二のふるさと」ができ移住生活への自信になったりなど、素敵な体験談が載っていますよ。
逆に受け入れ先側のインタビューもあり、受け入れるために工夫していることなども載っています。
また、各種SNSでは、受け入れ先の写真や動画の情報、実際におてつたびに行かれた方の投稿もたくさん載っています。
おてつたびを利用する前に、これらをぜひ一度読んでみてくださいね。
おてつたびの年齢制限はある?
おてつたびは若者が参加するイメージなので、シニアでも参加できるか気になりますよね?
こちらもおてつたびのQAでその答えが載っていました。
【年齢】シニアでも参加可能なおてつたびはありますか?
一部行政連携事業を除き、原則として全ての募集において年齢制限はございません。
引用:おてつたびQA
募集日程上部に #年齢不問、のハッシュタグが付いている募集は、あらゆる年齢の方を積極的に受け入れています。
ところで年齢の上限はありませんが、下限はあります。
子供にも地方のお仕事を体験させたいと思っている親がいるかと思います。
しかし、基本的に18歳以下の子供は参加不可になっています。
理由はこのおてつたびが、遊びではなくガッツリ働きに行くためです。
また18歳以上であっても高校生は不可となっています。
高校でアルバイトを禁止されていたり、受け入れ先で見知らぬ人と宿泊する可能性もあるからです。
ただ高校生でもアカウント作成は可能なので、高校生のうちに色々見てシュミレーションしておくと良いですね。
おてつたびのデメリットは?
おてつたびはメリットばかりのような気もしますが、あえて挙げるとしたら次の4つがデメリットとなるでしょう。
これらのデメリットをご確認の上、参加を決めたら良いかと思います。
デメリット①タイミングが合わないことがある
自分が行きたいと思う場所があっても、行ける時にピッタリの募集があるかどうかは神のみぞ知ることですよね。
農園や旅館など繁忙期以外は募集がないので、行きたい季節に行けるかは難しいところです。
しかし、そのタイミングさえ合えば、これほど素敵な旅行もありません。
デメリット②交通費は自己負担
受け入れ先が宿泊を用意してくれるので、宿泊費はかかりませんが、交通費などの諸費用は自己負担です。
※交通費が無料になる場合もあります。
デメリット③見知らぬ人との相部屋となることも
宿泊場所は受け入れ先から提供してもらえることがほとんどです。
ただし、各地から集められた方と相部屋になる可能性は高いです。
人見知りだったり、プライバシーを重視する人は厳しいかもしれません。
もっとも、それが新たな出会いになるかもしれないので、デメリットとはいえないかもしれませんね。
デメリット④マッチングの倍率が高い
おてつたびは既に人気がありすぎて、マッチングの倍率は2倍~5倍となっています。
週末などは、行きたい先の空きがなかなか無いようです。
おてつたびの人気に伴って参加者の増加していますが、一方で受け入れ先は足りていません。
ところで、おてつたびの募集に通りやすくなるにはコツがあります。
プロフィールをすべて埋めたり、何故その受け入れ先を選んだかという理由をしっかり書いたりしておくと、マッチングに成功しやすいようです。
受け入れ先も、その人となりを見ているということです。
おてつたびのビジネスモデルはどうなっている?
2018年に創業したおてつたびは、永岡里菜代表の想いが形になったものです。
永岡代表の出身地は、三重県の尾鷲市という所でした。
尾鷲市のように観光名所がない地域は観光客が少なかったり、知らない人に魅力を伝えにくかったりして、過疎化や高齢化により人口が減っています。
永岡代表は大学進学で都市部へ出ましたが、就職した後に全国の地方を巡る機会がありました。
様々な場所へ行く中で、尾鷲市のような「魅力が発信されていない、魅力的な地域が日本にはたくさんある」と気付いたそうです。
その想いから、おてつたびは「日本各地にある本当にいい人、いいもの、いい地域がしっかり評価される世界を創る」というビジョンを持っています。
「おてつたび」という名前を与えることで、より季節労働や地域に入り込むというハードルを下げたといえるでしょう。
スタートした当初、参加者の大半は比較的時間がある大学生でした。
しかし現在では、新型コロナの影響によるリモートワークの普及で、社会人の割合が半分を占めるようになりました。
都会と地方とでは賃金に大きな差があるため、報酬だけで人を集めるのは難しいです。
そのため、報酬ではなく「体験」の部分を大きく打ち出すことで、物より思い出という層から絶大な支持を集めたようです。
2021年には、広島県の竹原市・三原市・尾道市の3市とJR西日本が締結した「せとうちファンづくり協定」の事業パートナーとなったりと、おてつたびは行政との繋がりもあります。
今後もおてつたびは、色んなビジネスとのコラボが、もっと期待できそうですね。
おてつたびは料金がかかる?利用料は?
メリットたくさんのおてつたびですが、果たして料金がかかるのか気になりますよね?
おてつたびの利用には料金はかかりません。
受け入れ先の方も、登録・掲載費ゼロ円で、LINEでのサポート付きで募集できます。
サポート側も、仮にサポートが必要なくなった場合には、交通費の補填がしてもらえます。
こちらのQAをご参考ください。
【交通】おてつたびが中止となった場合、キャンセル料は補償されますか?
おてつたび先の都合に伴う中止に関しましては、事前に予約した交通機関のキャンセル料を補償しますのでご安心ください。
キャンセル料の補償手続きにあたり、キャンセル料が確認できる書類やメール(領収書、明細書など)を確認しますので、必ず保管・提出をお願いします。
引用:おてつたびQA
ただし本人都合による中止(体調や、親族の不幸など)に関しては、キャンセル料の補償はありません。
このようにきめ細かいサービスが整っているからこそ、おてつたびが人気なんですね。
おてつたびの類似サイトはある?
2023年1月現在、おてつたびに似た競合サイトは見つかりませんでした。
もちろん、従来の農業などの季節労働の求人なら、ハローワークや求人サイトでも見つけることができます。
また、スキー場などで募集されている従来のリゾートバイトも一部競合することはあります。
しかし、旅と季節労働を合わせた大規模なビジネスは今までなかったといえるでしょう。
日本には、主に東北地方の農民が、農業の閑散期に季節労働に行くという、出稼ぎ労働という形が昔からありました。
一定期間、本来の居住地を離れて働き、就労期間が終了した後は元の居住地に帰るという形です。
こういった出稼ぎ労働者も、今までは知り合いからの紹介だったのですが、おてつたびの活動から全国の人に知られるようになりました。
スマートフォンが普及したからこそのサービスだといえますね。
まとめ
- おてつたびの報酬は、毎月、月末締め・翌月末払い
- おてつたびのHPで募集一覧を見ることができる
- おてつたびの評判はとても良く、マスコミにもよく取り上げられている
- おてつたびの年齢制限は基本的にはないが、18歳以上で高校生不可
- おてつたびのデメリットは3つ
- おてつたびのビジネスモデルは、代表の想いが形になったもの
- おてつたびの類似サイトは今の所ない
今回は、おてつたびの給料や評判・デメリットなどを徹底解説しました。
繁忙期の人助けをしたい気持ちや、旅に出たい気持ちが、過疎地の手助けに繋がる素晴らしいマッチングサイトでした。
おてつたびとは、本当にこれまでありそうでなかったサービスですよね。
過疎化や高齢化を解決するヒントになりそうな取り組みだと分かりました。
これを読んで気になった方は、ぜひ一度、おてつたびに参加してみてはいかがでしょうか?