メール転送はばれる?
一般的にはメール転送をしても元の送信者には通知されないのでばれません。
メールの転送機能とは?
メールの転送機能は、自分に届いたメールまたは自分が送ったメールを受信したアドレスとは別のアドレスへそのまま送ることができる機能です。
メールの機能として、新規作成、返信に加え、転送があります。
届いたメールを何かしらの理由で第三者に共有したい時や、そのメールの対応をほかの人に依頼したい時などメールを転送しますよね。
ここでちょっと気になることが出てきます。
メール転送は転送元のメールアドレスにバレる?
メール転送はバレてしまうのでしょうか?
メールを転送することによって、転送元のメールアドレスに転送したことがバレることはあるのでしょうか?
またバレないようにするには、何か注意点があったりするのでしょうか?
ここではメールを転送するにあたって、覚えておいた方が良い知識と、知っているだけで社会人として良い印象を受けるメール転送のマナーについて説明していきたいと思います。
あなたはメールをよく使いますか?
まずはじめに、普段あなたはメールをよく使うほうでしょうか?
会社に勤めている方であれば、毎日上司や同僚などとメールでやり取りするため、ある程度メール知識があると思います。
しかしこれから社会人として新しい日々を過ごしていく方や、わたしは主婦だから普段はメールなんて使わないわよという方もたくさんいると思います。
たしかに今の時代、わざわざメールを使わなくても便利な世の中になりましたからね。
昔ガラケーを使っていてしょっちゅうメールセンター問い合わせをしていた世代としては、感慨深いものがあります。
あの頃はあの頃で、メールでやり取りをするのも楽しかった記憶があります。
そんな私の話はさておき。
誰しもメールに触れる世の中
わざわざメールを使わなくても便利な世の中とは言いましたが、たとえ会社員でなくとも普段メールに触れることは誰しもあると思います。
たとえばでいうと、大好きなアーティストのコンサートに申し込む際、メールアドレスを登録しますよね?
休みの日にゆったり温泉旅行にでも、と思えば予約画面でメールアドレスを打ち込みますよね?
そしてその登録したメールアドレスにイベントの詳細や予約内容、そしてお得なキャンペーン実施中などのお知らせが届くはずです。
それが一度だけの場合もあれば、定期的にメールマガジンが届く場合もあり、たいていどちらか選ぶことができます。
会社に勤めていなくとも自分の携帯を持っていて、メールアドレスがある人(特別な理由がない限りほぼ全員ではないでしょうか)は、日々の生活の中でじつはたくさんのメールに囲まれているのです。
そしてコンサートに申し込んだ際や、旅行の予約内容が書いてある届いたメールを友だちや同行人に共有する時、転送するのがいちばん手っ取り早く良い案なのではないでしょうか。
メールの全体が見えないことも多い
現代ではスクリーンショット(画面の写真を撮る)をしてその写真を送る方法も便利でカンタンですが、一画面分だけを撮るので場合によってはメールの全体が見えないこともありますよね。
スクリーンショットだとメールの全文もしくは必要な箇所だけでも、一画面に収まりきらず何枚もスクリーンショットをしなくてはなりません。
そう考えるとメール転送のほうが、送られてきたメールを一通送ればいいだけなので楽です。
それに文字が見切れたり、詳細がよく分からないなんてことも起こらないでしょう。
ですので、やはり仕事で使うことがなくてもメール転送ができるようになると便利ですよね。
メールを使う人にとって重要な知識や情報、マナーとは?
そして仕事でメールを使う人にとってかなり重要になる知識や情報、それにマナーもさまざまあります。
現代のビジネスシーンではテレワークや在宅での業務が当たり前となりました。
会社での勤務時間内になかなか業務が終わらず、仕方なく持ち帰って残業するなんてこともありますよね。
そのために仕事で使う必要なメールを自宅で確認したいということも少なくないでしょう。
そんなとき、メールの管理はどうしていますか?
じつは、会社のメールを自分の個人的なメールアドレスに転送するのは、プライバシーの問題などからリスクがあるため、禁止している会社もあります。
自分で管理していて自分のアドレスにしか転送しないし、ましてや見るのは自分だけなんだから大丈夫でしょ、と思っていては危険です。
ネットが発達している今の時代では、会社などを狙った不正アクセスやコンピュータウイルスに感染するリスクが急激に増えています。
そういったことによりメールアカウントを乗っ取られてしまうと、自分自身の情報だけでなく会社全体や取り引き先の情報がすべて漏えいし、大勢の人を巻き込んでしまうことになります。
そんなことになれば、多方面に大きなダメージとなり取り返しのつかないことになってしまうのはイメージできますよね。
もし私がその立場だったら、この世の終わりだ…みたいな顔をして絶望感に襲われていることでしょう。
想像するだけでも冷や汗をかきますね。
これらのリスクを避けるため、ビジネスシーンでは会社のメールを自分のプライベートのアドレスなどに転送しないよう禁止しているところが多いのです。
会社のためはもちろん、お客さまのためにもなるのでじゅうぶん頭に入れておくことが身のためでしょう。
だいたいの会社ではセキュリティがしっかりしているため、もしメールを転送しようとすると注意喚起のお知らせが表示されたり、確認の表示が出たりして一度会社のセキュリティにより行動が制御されることがあります。
そのお知らせを無視して強制的にメールを転送することも可能でしょうが、リスクがかなり高いのでやはり確認はした方が安全でしょう。
その注意喚起のお知らせが出る時点で、やはりメール転送はしないほうが良いという意味でもありますよね。
そして万が一その注意喚起のお知らせを無視し、会社のメールを自分のプライベートのアドレスに転送したり、逆にプライベートのアドレスから会社用のアドレスにメールを転送したりすると大体の会社ではバレる可能性が高いです。
メールを転送してすぐに上司にバレて呼び出されて注意されたりはしないでしょう。
しかしすぐにはバレなくても、セキュリティ管理者などが調べればすぐに分かることでしょう。
そもそもメールというものは、差し出し人が送ったあと差し出し人のメールサーバーを通り、さらに自分の設定しているサーバーを通ってから自分のメールフォルダなどに届いているので、そのお互いの設定によってはサーバーに届いたタイミングでバレてしまうのです。
メールの仕組みとは?
メールの仕組みとして、
- メール送信
- サーバー
- 相手のサーバー
- 相手にメールが届く
といったようにです。
また、監査などが行われるとそのタイミングでバレてしまうこともあるかもしれませんのでじゅうぶんに注意しましょう。
業務に必要な場合は、持ち帰り残業などで会社のメールを個人のプライベートアドレスに転送をする会社もあるのでしょうが、セキュリティ上良くありませんのでその都度上司に確認することをおすすめします。
ではここでもうひとつ疑問です。
自分に届いたメールを第三者に転送した場合、転送元のメールアドレスにばれるのでしょうか?
詳しく説明していきたいと思います。
メール転送は転送元のメールアドレスにばれる?
先ほどもお伝えしたように、会社のメールを個人のプライベートで使うアドレスに転送した場合は、会社のセキュリティ管理によりバレてしまうケースがあります。
しかし会社などのビジネスシーンではなく、プライベートで使う個人のメールではどうでしょうか?
まず基本知識として、メールを「返信」した場合の内容を確認していきましょう。
メールを返信すると件名のところには「Re」という文字が付きます。
これはいろいろな意味があると言われています。
いちばん有力な説は、もともと英文の手紙で「〜に関して」という意味で使われていたラテン語の「Re(リー)」が今もそのまま使われているといいます。
そのほかにも、返事を意味する「Reply(リプライ)」、反応を意味する「Response(レスポンス)」の略でもあるといわれています。
つぎに、メールを「転送」した場合の内容を確認していきましょう。
メールを転送すると件名のところには「forward」の省略である「Fwd:」や「Fw:」といった文字が付きます。
これは英語の「forward(フォワード)」で単語の意味として「前へ」という意味や「届ける、転送する」などという意味を持っています。
これはコンピュータにより自動的に件名部分につけられるもので、転送メールかどうかを見分けるポイントのひとつでもあります。
会社のメールはもちろん、先ほどの例にもあったようなイベントの詳細や旅行の予約内容が書かれたメールを転送する際にも、この「Fwd:」などの省略された文字がコンピュータによって自動的につくようになっています。
加えて、使っているメールのソフトや設定によっては本文の一番上に「◯◯さんからのメールを転送します。」や「転送メッセージ」などの表記が追記されることも多いです。
また、送信したメールの情報や本文が引用記号付きで送信されたりもします。
普段から頻繁にメールのやり取りをしていてある程度使いこなせている人であれば、件名の「Fwd:」や本文の引用記号などの文字を見ただけで「これは転送メールだな。」と理解することができるのです。
私は普段ほとんどメールを使わないので、
こういった知識は覚えておくとこれは転送されたメールなのかどうかを見分けることができ、便利だなぁと思いました。
そしてこの転送メールについてくる「Fwd:」や本文に書かれた転送情報などの文字は、転送する際に自分で消してしまうことができます。
消してしまえば、本文はそのままの状態なので相手が転送メールだと気付くことは難しいでしょう。
あたかも自分がメールを一から作り送っているように見せることができます。
そして次にこの記事のおおまかな答えになりますが、自分が受け取ったメールを転送したからといって、「転送元のメールアドレスにバレる」ことはありません。
第三者にメールを転送したからといって、「あなたのメールが転送されました。」などとお知らせが転送元のメールアドレスにいくことはありません。
自ら「メール転送しましたよ。」と転送元に報告しない限り、バレることはないでしょう。
メール転送がばれることはない(仕組みを解説)
メール転送がバレることはないといいましたが、仕組みはどのようなものか理解しておきたいですよね。
前にも述べたように、メールにはサーバーというものがあります。
メールサーバーは、メールを送る側の送信サーバーと、メールを受け取る側の受信サーバーのふたつのサーバーで構築されています。
差し出し人が送ったあと差し出し人のメールサーバーを通り、さらに自分の設定しているサーバーを通ってから自分のメールフォルダなどに届いている仕組みとなります。
メール送信→サーバー→相手のサーバー→相手にメールが届く
簡単に伝えると、このようになります。
メールサーバーとは言わば郵便局のような役割をもっており、メールの中継地点となっているのです。
ということは、メールを転送した自分とその転送されたメールを受け取った相手以外は、転送している事はもちろん、やり取りをしていることさえもバレないような仕組みになっているのです。
しかし、自分がうっかりメールの設定を間違ったり、転送した相手のちいさなミスで転送元にバレてしまう可能性もあるのです。
では一体どんなことでバレてしまうのか、簡単に説明していきます。
メール転送がばれる失態をしないように一応注意点
メール転送をする際、転送元のアドレスにバレないようにする注意点としては、宛名の部分には転送したい相手だけを選ぶことが一番でしょう。
もし宛名に転送元のアドレスを選んでいたりすると、誰かに転送していることがバレてしまいます。
さらには本文を書き換えたり付け加えたりしていた場合は、転送元にバレてしまう上に勘違いや問題を起こしかねないでしょう。
メール転送を効率的にばれることなくするコツ
メール転送を効率的かつバレないようにするには、やはり宛名を間違えないことでしょう。
コツというほどでもありませんが一番大事なことです。
あと気をつける点としては、メールを転送した相手にも注意してもらい間違って転送元にメールを送ったりメール転送された事実を伝えてしまうことがないよう釘を刺しておくことが重要だと思います。
まとめ
ここまでメールの基本的な機能から、転送したらバレるのか?という点について説明してきました。
最初に伝えたように、ビジネスシーンではバレるバレないだけの話では終わらず、会社をクビになってしまうなんてことも可能性としてはあるので十分気をつけましょう。
そしてプライベートでメール転送機能を使う場合にも、人間関係に繋がってきますので必要な場面のみ使うことが大事です。
とても便利な機能ですので、うまく活用できればと思います。
メール転送はばれる?等のよくある質問疑問
転送したら相手にバレますか?
メールを転送しても相手にはバレません。
メールを転送するとどうなる?
メールを転送すると、自分が受信または送信したメールを受信アドレスとは別のアドレスへ送れます。
メールを自動転送するのは危険ですか?
メールを勝手に自動転送するのは危険です。
情報セキュリティポリシーに触れる危険性があるためです。
メール転送のマナーは?
メール転送のマナーは以下のようなものがあります。
- 許可を得る
- 必要な部分のみ転送
- 受信者を選ぶ
- プライバシーを守る
- 説明を加える
- 整理する